天聖界・天魔界から次界までの間に横たわる、波のようにうねる大地。通常の理力が働かないという、天使にとっては危険極まりない地帯だ。かつて次界を目指す大勢の若き天使が命を落としたために、天聖界からは天聖門によって出入り口を封印されていた。神帝のパワーと照光子のサポートがあって初めて越えられる難関だった。
「魔怪」と呼ばれる悪魔種族や、悪魔とは異なる「鬼」が土着する以外、天魔界の悪魔も好き好んでは入ってこなかった。その分、影響を受けるほどの理力を持たないお守りにとっては楽園そのもの。七助が退屈ながらも平和な生活を送っていた。だが、聖フェニックスと神帝が次界を目指したことで、悪魔も入り込むことになってしまった。
ヘッドロココと神帝隊は、無縁ゾーンを回遊する飛び岩に乗って出口を目指した。出口には、全てを焼き尽くす魔炎地帯が広がっていた。ヘッドロココは七助の持つ幸七羽毛(こうしちフェザー)によって最終武装型に変身し、魔炎地帯を突破、無縁ゾーンの脱出に成功する。だが、その先も悪球エリア、次界道といった、次界までの遠い道のりが待っていた。
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