ビックリマン☆モバイル 第9巻 超聖神

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表層界と、そこに生きる全ての命を生み出した創造神。源層界を治める神の中の神。古代源層紀には、ナーディメディという二人の若い女神の上に立っていた。火の女神ナーディには、生まれる前の天使や悪魔が宿る「生命(いのち)の実」のなる木々と「聖火界」を預ける。水の女神メディには、生命を育む癒しの水「超聖水」と「聖水界」を預けた。
ナーディメディ超聖神の花嫁候補でもあった。ある時、超聖神メディに愛を告げ、蓮のつぼみの中に娘のオリンをもうけた。超聖神はその後しばらく外界視察の旅に出る。源層界に戻ってきた時には、生命の木が全滅しかけるという事態になっていた。メディ超聖神の愛に応えるようと、超聖水オリンに注ぎ込んだためなのだが、超聖神はそれを罪と断じ、メディ異聖メディアとして源層界から追放してしまった。
以後、超聖神ナーディ聖神ナディアに据え、源層界の管理を任せる。メディアカーネルダークを伴い復讐にやって来た時には、メディアをいさめ、カーネルダーク鬼DOという悪魔の腹の中に封じ込めた。それ以降は聖神ナディア背後の影となり、ナディアと一心同体のごとく振る舞うようになった。ナディアとの間に、スーパーゼウスとブラックゼウスの双子をもうける。始祖ジュラブラックゼウス吸収に端を発する聖魔戦争は、来るべき異聖メディアの再襲来に備え、聖魔を相争わせてより強き「次代」を育て上げるというナディア超聖神の意志であった。
聖魔和合後はナディアの前からも姿を隠し、表に出てこなくなった。自分から世界に干渉することは滅多にないが、計り知れない力を秘めている。古代源層界、死にかけた生命の木を甦らせ、オパジュエルを追ってきたマルコたちを一瞬で元の時代に送り帰すほどの力を見せた。その時、超聖神マルコたちに「いつかまた会おう」と告げた。その言葉どおりか、アレキサンマルコが光と闇の調和した新世界「新河系」を創造すると、それを見守るように超聖神のシルエットが浮かんだ。
が、結局、超聖神は謎多き存在のままとなった。ナーディが言うには「素晴らしいお方。この世界のことは何でもご存知で、優しくて、男らしい」。マルコはそれを「この世界の管理人のオッサン」と理解した。

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