ビックリマン☆モバイル 第10巻 芋丁止

bikkurimanmobile10-02
パールディメンションに住む天使。一人称は「ボク」で、語尾に「~(だ)イモ」とつけるのが口癖だが、こう見えても女の子。同種族の仲間多数。仲間はサナギから美しい姿に変身したが、どういうわけか自分だけはサナギにもなれない。自分はずっと醜いイモ娘のままだと思い苦しみ、美しいものに対してはコンプレックスと憎悪を抱くようになった。
醜い仮面のアントロイメとは境遇が似ており、共感を禁じえない。アントロイメを馬鹿にしたというマルコ一行の捕縛を買って出る。得意技は、頭部から発射するイモ玉。これを食べた者は醜くまるまると膨れ上がる。芋丁止の悲しみと憎しみが込められた技だ。聖ピカギリを太らせ、一人でマルコたちを捕まえに向かう。通常武器は剣。替えイモによる変わり身の術も得意。
マルコと楽しそうに遊ぶプッチーを見て、素直に可愛いと思った。それだけに悔しい。プッチーは自分の憧れた全てを持つ、いわば理想の姿だった。プッチーを人質に取るが、太らせることはためらう。芋丁止はまだ、完全に美しいものを憎みきれてはいなかった。それに気付いたプッチーは、言葉は通じなくとも必死に訴える。大事なのは心の美しさだと。
プッチーは自らイモ玉を食べて太ろうとし、身の危険を顧みずに仲間をかばおうとした。その姿に心動かされた芋丁止は、聖ピカギリの凶刃から自然とプッチーをかばっていた。背中を貫かれてしまうが、笑う。不思議と後悔はなかった。すると芋丁止の身体が光り、サナギになる。傷口が割れて、中から蝶の翅の生えた美しい女性が現れた。
芋丁止はとうとうコンプレックスを乗り越え、身も心も美しい次代蝶子良へと変身することができた。だが、アントロイメ芋丁止に裏切られたと思い、マルコに対する怒りをさらに燃やすこととなってしまう。

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