ビックリマン☆モバイル 第10巻 アントロイメ

bikkurimanmobile10-16
パールディメンションの女王。「姫」とも呼ばれる。曼聖羅出身だが、異聖メディアによって醜い仮面をかぶせられると、曼聖羅から追放された。もっと綺麗になりたいという出来心から、曼聖羅の命の水「超聖水」につい手を伸ばしてしまったのだ。
女王というだけあって、メディアには及ばないにしてもヘッドクラスの大きな魔力を秘めている(アントロイメは種族としては悪魔)。メディアへの憎しみと、自慢の美しさを失った悲しみは、パールディメンションの次元構造を複雑に歪ませた。それでも気の治まることはなく、毎日のように苦悩の叫び声を上げる。真珠のような魔力球体が今日もパールディメンションに降り注ぐ。
城に引きこもるようになり、パールディメンションの住人にも仮面をかぶるようお触れを出した。さらに、仮面をお世辞にも美しいといった者はことごとく真珠の牢に閉じ込めたため、城の中は世話役の三人(やって弥勒1・2の三助やめ妖怪)だけとなった。マルコたちがパールディメンションを訪れたのはそんな時だった。
マルコはお世辞でも何でもなく、感じたままにアントロイメの仮面を「正義の味方みたいだ、かっこいい」と感心する。アントロイメマルコの屈託のなさに心を開きかけた。だが、スーパーデビルの策略で、国中にアントロイメの正体は「怪獣」であるという悪いウワサが広がる。それをマルコの仕業だと思い込んだアントロイメは、激しい怒りに駆られた。
じいやの貝老与を倒され、唯一境遇を分かり合えた芋丁止には裏切られ、アントロイメマルコに対する怒りは頂点に達する。しかし、マルコは最初から最後までアントロイメのことを正義の味方だと信じて疑わなかった。その純真さに心打たれた時、アントロイメの流した涙が聖宝石(セント・ジュエル)の一つパール・ジュエルに変化した。同時に、仮面の呪いから解放された。
アントロイメは外見の美しさにばかりこだわっていた自分に深く反省する。そして、マルコたちに曼聖羅の刺客に気をつけるよう伝えると、快くパールディメンションから送り出した。

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