戦闘形態に聖戦衣化し、パワーアップした聖フェニックス。サタンマリアの槍に冠を貫かれ極限状態に陥った時、スーパーゼウスの放ったパワーアップ理力パワーを浴びて聖戦衣化を遂げた。聖戦衣化時の理力放射によって、一面の氷山世界が一瞬にして春の芽吹きを迎えた。無抵抗主義は返上したが、聖フェニックスの優しい心根は変わっていない。
飛翔時に回転する両肩のらしんパッドは、高速回転させることで別の場所に瞬間移動するワープ理力を生み出す。聖半月バリヤーという防御技も持ち合わせている。武器は、聖フェニックスの杖が戦闘的に変化した聖戦架棒(せいせんクロススティック)。宿敵・サタンマリアと互角に渡り合えるほどにパワーアップした。
パワーアップしたとはいえ、その力はまだまだ未熟なもの。スーパーゼウスの言いつけで、修行のためしばらくヤマト王子たちと別れて一人で旅をすることになった。摩天楼の里で十字架天使をクロスエンジェルに復活させるために現れるが、まだ合流は果たさない。水晶の里で八人目の若神子・照光子を見出し、天安峠で八人の若神子が集合したことでリーダーに復帰する。
八人の若神子を伴い天安京へ入京し、天聖門を目指す。その途中、聖ボット・ヘラクライストの秘密誕生エリアに一本釣帝を連れていくことになった。サタンマリアの襲撃でワープに失敗し、不定形エリアに迷い込むが、自分のことは顧みず一本釣帝だけを脱出させた。相変わらず自己犠牲の精神が強い。
責任感の余り、状況を見誤ることもあった。天聖門を抜け、無縁ゾーンに突入したばかりのことだ。聖フェニックスは、ここが次界でないと気落ちする神帝たちを心配した。自分がいなくとも神帝たちがやっていけるかどうか、わざと無茶をして試した。しかしそんな必要はなかった。かえって神帝たちを危険な目に合わせることとなり、愚かな過ちだったと後悔した。
無縁ゾーンで最大のピンチを迎えた時、聖フェニックスは後のことを頼もしい神帝たちに託した。聖石パワーで神帝たちを気絶させると、単身悪魔に挑む聖フェニックス。悪混鬼・魚水鬼の悪魔渦ダブルスクリューに巻き込まれ、魔ゾーンの海溝に沈んでいくが…。その時、源層界から放たれた聖なる光・聖神パシーを浴び、ヘッドロココへと変貌を遂げるのだった。
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