赤ん坊のスーパーゼウスとブラックゼウス。天使と悪魔の指導者として、聖神が生み出した。この兄弟によって世界に平和と繁栄がもたらされるはずだった。ところが、始祖ジュラがブラックゼウスを奪い、体内に吸収してしまう。それがきっかけとなり、永きに渡る天使と悪魔の戦いの幕が開いた。ヤマト王子たちは、ミイラ魔僧の作り出したタイムトンネルを通り、その出来事を目撃する。
劇場版「第一次聖魔大戦」では、シャーマンカーンがヤマト王子により克明な過去を見せた。超聖神と聖神ナディアの間に生まれた神の子、次神子。光と影のゼウス、ともに一体となりて動かば、不滅なり。表層界の発展を担うべき二人の神の子は、当時の聖魔代表である二人のヘッドに授けられた。
光の次神子・スーパーゼウスはシャーマンカーンに、影の次神子・ブラックゼウスは始祖ジュラに。だが、影(シャーマンカーンの引き立て役)に回ることを嫌った始祖ジュラは、ブラックゼウスを体内に吸収し、その力を我が物としてしまう。始祖ジュラは表層界支配という野心を芽生えさせ、スーパーゼウスにまで魔の手を伸ばした。
スーパーゼウスはシャーマンカーンが守りきり、立派な青年天使に成長を遂げた。一方、始祖ジュラに吸収されたブラックゼウスは、第一次聖魔大戦では始祖ジュラの動きを封じてスーパーゼウスを助けはした。しかし、その後は始祖ジュラの悪心に染まりながら成長を続けることになる。