ヤマト王子たちはミイラ魔僧の作り出したタイムトンネルを通り、第一次聖魔大戦の時代へやって来た。そこでは、若くして天聖界のヘッドとなったスーパーゼウスが始祖ジュラと戦っていた。青年時代のスーパーゼウスは十字架天使が見惚れるほど格好良いが、女の子に弱い性格はこの頃から変わっていない。始祖ジュラの差し出した縁縄如天のブロマイドに食いつき、苦戦する。
歴史上はスーパーゼウスの勝利は決まっていた。だが、ミイラ魔僧の包帯に捕まり、始祖ジュラ(現在)復活のための生体エネルギーとして捧げられそうになる。締めつけられてグッタリ。スーパーゼウスを倒すチャンスと思って飛び込んだ過去の始祖ジュラが、現在の始祖ジュラに吸収された。とりあえずスーパーゼウスが始祖ジュラを倒すことにはなったようで、歴史が壊れずに済んだ。
ミイラ魔僧のタイムトンネルで見たスーパーゼウスはだらしないこと極まりなかったが、シャーマンカーンがヤマト王子に見せた第一次聖魔大戦では一味違う。アイドル歌手の十字架天使に夢中。シャーマンカーンの言いつけで辛く苦しい旅に出た。はずが、ビーチでバカンス。いやいや、それは悪魔との戦いに備え、充分に栄養を蓄えるという立派な作戦だったのだ。
ひとたび悪魔が攻め入ってくると見るや、類まれなる指導力を発揮して天使たちを統制、瞬く間に戦闘準備を整えた。ゼウスアイで悪魔軍の指揮を執る始祖ジュラの存在を看破、一対一の対決を挑む。激戦の末、スーパーゼウスが勝利を収めた。スーパーゼウスの勇姿を胸に刻んだヤマト王子は、聖動源を荒らす八魔オロチを見事に打ち負かした。
青年時代のスーパーゼウスは新ビックリマンにも登場。オパジュエルの影響で臆病な弱虫になってしまう。