ビックリマン☆モバイル 第12巻 クリスタル天子

bikkurimanmobile12-10
デビル軍と戦うレジスタンスの天使。魯人フッドテラサピエンスを偵察中、ヘリレオンに見つかり攻撃を受ける。武器の剣をトン魔戒のサイバーシー(菜ばし)に奪われ、クリスタル天子自身はトン魔戒に抱えられリニアモール天魔界へ連行された。魔スターPの拷問にも耐え、たとえ死んでもレジスタンスのアジトの場所を吐こうとはしなかったが…
それからしばらくして天地球に戻る。魔グ魔に飛び蹴りをかまして追い払い、ピンチのフェニックスたちを救った。思いがけない再会に、フェニックスの目には涙が浮かぶ。フェニックスにとってクリスタル天子フッド同様、兄のような存在だった。死んだと思っていただけに、再会の喜びもひとしおだ。
クリスタル天子は悪魔の監視の隙を突いて天魔界から脱出したという。フェニックスはすっかり信用するが、ティキは疑った。その頃フェニックスたちが手に入れたばかりの石板のかけら二つを執拗に求めたからだ。魔グ魔も倒せたはずなのに、あえて逃がした節がある。ティキの不安は的中し、クリスタル天子石板のかけらを手にすると、おぞましいバイオ悪魔の姿に変身した。
クリスタル天子バイオグラマシンで悪魔と融合され、クリスタル悪魔(デビル)に生まれ変わっていた。だが、責任感の強いクリスタル天子の意識はわずかに生き残っており、フェニックスを斬り殺そうとするクリスタル悪魔の腕を止める。そして、自分ごと斬れと言った。再びクリスタル悪魔に身体を支配されるが、フェニックスの刃によって悪魔の心と身体は消滅する。
しかしそれは、クリスタル天子の命を絶つということでもあった。クリスタル天子フェニックスに礼と励ましの言葉を遺すと、光となって散った。せめてもの救いは、天使のクリスタル天子として逝かせることができたことなのか。フェニックスクリスタル天子の死の悲しみを胸に、デビル軍に新たな怒りと闘志を燃やした。

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