水彩画家お守り。「～アル(ネ)」「～アルです・ます(ネ)」が口癖の中華娘。天安京の山奥で水墨法師に仕える。魔色によって水墨画の中に真っ赤に塗り込められた聖フェニックスたちを、水墨法師なら救えるとヤマト王子たちに教えた。しかし、水墨法師がそれをやってくれるかどうかと首を傾げもする。実際、ヤマト王子たちが土下座して頼んでも水墨法師は応じなかった。
ヤマト王子や天子男ジャックが水墨法師のことを悪く言うと、助士すいさいは怒った。水墨法師に課せられた使命、悲しい身の上を涙ながらに語る。書道の達人として運命付けられた水墨法師は、遠くが霞むほどの長い長い聖なる半紙の上に、たった一筆でたった一つの文字を書かなければならないという難題を課せられていた。
そのため、水墨法師は生まれた時から何千年もこの崖の上から動いたことがないという。だが、水墨法師の悩みはヤマト王子が解決した。ヤマト王子は助士すいさいの筆(身の丈ほどもある大筆)を借り、達急動で半紙の上を駆ける。そして、縦に長い長いひらがなの「し」を書き上げた。これには助士すいさいもビックリした。
ニャンニャンチアガールズの一員にも助士すいさいがいる。
劇場版「無縁ゾーンの秘宝」ではヒロイン役を務める。無縁ゾーンで空魔に追われているところをヤマト神帝たちに助けられた。傷ついたヤマト神帝たちをお守りの隠れ里・天地球に保護する。しかし、お守りしか入れてはならない天地球に天使を連れ込んだことで、争いの種をも天地球に持ち込んでしまう。酔った勢いで、天地球の秘宝を示す歌「愛の天地球」まで歌ってしまった。
天地球は秘宝を狙う鬼(後のお守り「快団鬼」五人)や悪魔の襲撃を受け、崩壊の危機に陥る。その時、助士すいさいは背中の「聖伝書」を広げ、お守りたちに呼びかけた。お守りたちは手を取り合い、天水山と天緑山を聖ロープで結び上げ、真っ二つに裂けようとする天地球を繋ぎとめた。かつて天地球を創り上げた秘宝とは、凄い力を持った一個の宝などではなく、お守りたち全員、一人一人が心の中に秘めた力を合わせるということだったのだ。
愛然かぐやの力を受け、天使・聖明天流にパワーアップ。今回の事件を戒めとして、各地のお守りたちに伝えることを命じられる。ヤマト神帝との再会を約束し、彼らを天地球から送り出した。
・装備
聖伝書