ビックリマン☆モバイル 第14巻 魔肖ネロ

bikkurimanmobile14-21
六魔極の念魔から誕生した無敵の魔偶王。五つの魔極が完成した時点で、まだ誕生前だというのに、天聖界中に凄まじい魔力エネルギーを漂わせた。シャーマンカーン魔無予知シグナルも激しく明滅したほどだ。書物には、魔肖ネロが生まれし時、世界の生きとし生きるものが全て滅び去ると書かれている。残る魔迷極が完成したことで、揃った魔人1/2(まじんハーフ)、十二悪魔の念魔が、天聖門が開くよりも先に魔肖ネロを誕生させる。スーパーデビルの号令で、いざ天聖界へ出撃した。
魔肖ネロが無敵の魔偶王と呼ばれる所以の一つに、「魔性般若パワー」の存在がある。ネロが口から吐き出すその破壊光線は、ビックリマン史上屈指の威力を誇るといわれる。また、魔性般若パワーには天使の聖心を溶かして無力化し、よい子ちゃんになった悪魔に魔心を取り戻させる効果がある。魔肖ネロ天聖界各地を破壊し混乱させながら、天聖門に接近した。
天安京に入り、魔肖ネロは数々の技を披露する。炎の杖「魔偶ファイヤー」から発するエネルギーで建物を崩壊させ、耳から発する怪音波「バットイヤラップ」で隠れた天使たちの居場所を感知する。見つけた天使たちを葬ろうと再び魔偶ファイヤーに手をかけた時、聖フェニックスたちが現れた。クロスエンジェル黄金クロス砲理力砲弾の直撃を受け、しばらくの間苦しんだが、「デビルファング」という爪を立てることで、理力砲弾のエネルギーを吸収、一回り巨大化した。
魔肖ネロが無敵の魔偶王と呼ばれる所以のもう一つがこれだ。ネロの身体は、理力魔力に逆転吸収するという無敵の防御特性を備えているのだ。聖フェニックス若神子のあらゆる攻撃を跳ね除け、ネロ天聖門前のバリアの滝まで進撃した。一時、聖フェニックスバリアの滝の中に投げ込まれ、激しくスパークして身動きが取れなくなる。その隙に天聖門を開けられてしまうが、すぐに復活して聖フェニックスたちの前に立ちはだかった。
六魔極の力で傷ついた身体を癒し、さらに六魔極の力を受けることで、どんどん肥大化パワーアップを遂げていく。山のような超巨体となって聖フェニックスたちの攻撃も寄せ付けず、天聖界を壊滅寸前に追い込むほどの勢いを見せた。魔肖ネロ天聖界に送り出したスーパーデビルサタンマリアも、さすがに脅威を覚えるほどの存在になった。
だが、スーパーゼウス大聖棒から発する理力エネルギーを調子に乗って吸収巨大化しつづけた結果、とうとう限界が訪れた。驕れる者は久しからず。魔肖ネロは増えすぎたエネルギーを支えきれなくなり、身体の至るところを突き破って魔性般若パワーを漏らしはじめる。魔肖ネロの皮膚の下からは、ネロの元の姿であるネロ魔身が露出した。

・装備
魔偶ファイヤー

・技
魔性般若パワー
バットイヤラップ
デビルファング

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