アムルがサイバーアップした姿。アノド復活の儀式の最中、ハーフデビル(天使と悪魔の混血児)であるアムルの中に眠る悪魔の血が活性化し、悪魔の戦士として初のサイバーアップを遂げた。心優しい天使のアムルの意識は封じられたが、姿はアムルのまま(目付きは鋭くなり耳は尖ったが)。フェニックスたちにとって最も戦いにくい敵が誕生してしまった。
血のような真紅のサイバーテクターには、聖なる者を退ける邪悪な力が宿るとともに、聖なる力も兼ね備えている。そのため悪魔の苦手とする超聖理力の結界内でも自由に活動することが可能。また、超聖理力と超魔力、相反する二つの力を同時に扱えることにより、サラジンも驚くほどのパワーとスピードを発揮することができる。飛翔力も通常のバイオ悪魔とは段違いだ。
武器は「サタンソード」。杖の先端に斧頭が二枚、コウモリの羽のように取り付いている。サタンソードからは二種類の必殺技が繰り出される。エネルギーの花吹雪が敵を切り刻む「魔月華」(まげっか)と、光の輪と無数の妖狐の影が敵を打ち砕く美麗な大技「妖狐聖魔弾」(ようこせいまだん)。超念魔を発生させ、ヘラクライストを操ったこともある。
長らく敵に回っていたアムルだったが、フェニックスとマーニャの自己犠牲の精神に心打たれ、ついに天使の心を取り戻した。マーニャと一つになり、シヴァマリアの超聖理力が完全覚醒する。蓮の中から生まれ変わるように、聖なる戦士として新生サイバーアップを果たした。天使の心が甦ったことでヒーリング能力が復活したが、悪魔アムルの攻撃的な性格も多少残った。
巨魔界神ザイクロイド・アノドを封印する際には、聖海龍凰斬(フェニックスとティキの合体技)・八蛇ラッシュ(アスカの必殺技)に妖狐聖魔弾に加えた四人の合体技を見せた。スーパーゼウスとスーパーデビルを加えた六人の合体技もある。
(後に展開されたビックリマン2000の世界では、風の超聖神「ベリアーアムル」を名乗る)
・装備
サタンソード