ビックリマン☆モバイル 第15巻 チャオ

bikkurimanmobile15-13
お守り「助太刀悟空」の少年。亀卜師とん甲のいた中国風の町の、宝くじの当選番号発表会場でフェニックスたちと出会う。フェニックスたちはラッキーなことに一等の当たりクジを拾ったと思っていたが、その赤い札は前回のもの、今回は青い札の宝くじだということを教える。その時はフェニックスたちのことを「間抜けなあんちゃんたち」程度にしか思わなかった。
フェニックスたちが悪魔から身を隠していたところ、再び出会う。チャオは何かイタズラをしたせいで、お仕置きに窓から突き落とされたようだ。その下にいたのがフェニックスたち。運良くチャオにはケガはなかったが、直後に運悪く悪魔兵士からフェニックスたちの仲間だと疑われてしまい、逃げ切るためにフェニックスたちをかくまうことになった。橋の下の隠れ家に案内する。
チャオは孤児だった。もっと小さい頃、両親が悪魔に連れ去られたのだ(父は助太刀悟空、母は中国の女官風のお守り)。秘密の抜け道をいくつも知っていたのも、この町で独りで生き抜いていくため。似たような境遇を持つアスカとは、性格的にも似た者同士で、相性が悪かった。アムルには、まるでフェニックスティキを見ているようだと言われた。
いつかきっと両親は帰ってくるという期待半分と、どうせ悪魔には敵わないという諦め半分を胸に抱いていた。どちらかというと諦めのほうが大きかったのだが、アスカフェニックスと出会って変わったように、チャオもまたフェニックスの立ち向かう勇気に触発された。フェニックスたちを助けるために、魔ク魔人トン魔戒に飛びかかったのだ。
知恵を働かせて鏡で電撃を跳ね返したり、得意の中国拳法で必殺鉤鼻(魔ク魔人トン魔戒の鼻の穴に指を突っ込んで思いっきり上に引っ張りあげる)をお見舞いしたりした。最後には、町の住人とともにフェニックスたちの応援に駆けつける。泣き寝入りはゴメンだ。何もしなければ何も変わらない、と。それが亀卜師とん甲の占いを破る力になった。
チャオは悪魔に屈せず町を守ることを誓い、フェニックスたちと再会の約束して別れる。その際、フェニックスは「チャオ」(イタリア語の「こんにちは」「さようなら」)と別れの挨拶を残した。

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