ビックリマン☆モバイル　第１５巻　空魔

「魔怪」五体の頭目。台風悪魔。縄張りに入り込んできたヘッドロココたちを敵と見なし、攻撃を仕掛けた。ヘッドロココたちは最初、スーパーデビルの差し金かと思ったが、違った。魔怪は無縁ゾーンに古くから生息する悪魔種族のため、天魔界の悪魔とは交流がない。空魔はスーパーデビルのことなど知らないと言った。デビルもまた、魔怪の名前を聞いたこともなかった。
シールロードに乗って逃げようとするヘッドロココたち。空魔は「ベロレオン」(カメレオンのように伸びる舌)を伸ばし、シールロードの光のトンネルを絡み潰した。逃げるヘッドロココたちを追おうとする地念魔を制し、空魔は「どうせこのエリアからは逃げられなやしない」と不気味に笑う。ヘッドロココたちをジワジワとなぶり者にする気だ。その凶悪性は、まさに悪魔。
ヘッドロココたちの前に再び五体で出現。空魔は「ベロレオン二枚舌」(舌を二枚に分岐)の一方でヤマト神帝の腕を掴み、一方で殴る。五体全員で溶岩の波に乗ってロココたちにとどめを刺そうとしたが、突然ヘブンシティから舞い降りたヘブン士五人の理力光線を浴びて爆発、遠くに吹っ飛んでいった。空魔はヘブン士の制空キングとはライバルに当たるが、直接対決は実現していない。
劇場版「無縁ゾーンの秘宝」にも登場。こちらの空魔はスーパーデビルの配下のようだ。助士すいさいを追いかけ、捕まえて食べようとしていたところを、ヘッドロココと神帝隊に邪魔される。
牛若神帝の聖水剣が放った聖水を、弱点の目に受ける。聖水を神帝ピーターの星氷剣で凍らされ、さらに神帝男ジャックの遊晶剣で紫水晶に結晶化される。そして神帝フッドの神鐸剣の振動で結晶を砕かれ吹っ飛ぶ。態勢を立て直して襲い掛かったところを、ヤマト神帝の日出剣でまぶしく照らされる。空魔涙目。とどめは、一本釣神帝の聖雫剣による水滴の散弾銃による目薬の嵐。空魔は大ダメージを負った。
しかし、最後の力を振り絞って大風を起こし、ヘッドロココと神帝隊を無縁ゾーンに吹き飛ばした。大ケガを負った神帝たちは助士すいさいによって天地球に運ばれる。それが事件の始まりだった。回復した空魔は「鬼」の悪巧みを聞き、天地球の秘宝のことをスーパーデビルに報告する。鬼の後をつけ、悪魔軍団を率いて天地球に襲撃をかけた。空魔は、天地球の秘宝は天水山と天緑山の間に立ち昇る光の柱の下にあると思い突入したが、悪魔軍団もろとも燃え盛る溶岩に落ちて焼かれてしまった。