ビックリマン☆モバイル　第１６巻　海母精

ヘブン士の一人。イルカの天女。無縁ゾーンで魔怪に苦戦するヘッドロココたちの前に出現した。ヘブン士五人の理力光線で魔怪を退けると、ヘッドロココたちに「また会いましょう」と言い残してヘブンシティに去った。活火山魔怪の地念魔とはライバルに当たるが、一対一の対決はなかった。
ヘブンシティでは病院のナースを務める。ゴーストアリババから元に戻ったばかりで、心と身体の傷ついたアリババ神帝の看病をした。アリババ神帝が火炎魔動の隣のベッドはゴメンだと言って飛び出していった時は、波のような髪を伸ばして捕まえた。普段は物静かで心優しいが、言うことを聞かない患者に対しては結構厳しいところがある。しっかりと傷を治すのも一人前の神帝の務めだと、アリババ神帝を諭した。
ワンダーマリアにアリババ神帝を差し出すよう要求された時は、弱腰の元老院の面々を叱咤し、身を挺してアリババ神帝を守ろうとする姿勢を見せた。一方で、ワンダーマリアに見捨てられたヘイコウ鬼・ムゲン鬼・サッカ鬼にも愛の手を差し伸べるなど、海よりも深い博愛精神と母の心を持っている。その強さに助けられたと、アリババ神帝は別れ際に海母精に花一輪を手渡した。アリババは年上の女性に弱いようだ。アリババ神帝は海母精のことを一生忘れないと言い残した。