天聖界を治める最強天使ヘッド。通常時は黒いマントに身を包んでいる。サイバーアップしてサイバーテクターを装着した時には、Z(ゼット)スティックという専用武器を振るって戦う。天聖界の顔。アスカが持っていたスープの缶詰には、にこやかにピースサインするスーパーゼウスが印刷されていた。なお、スーパーゼウスは超聖神(巨魔界神ザイクロイド・アノド)の息子にあたる。
スーパーデビル率いるバイオ悪魔軍団が天聖界を襲撃し、スーパーゼウスの城も陥落寸前となった。スーパーゼウスはカプセルの中で眠る赤ん坊のフェニックスとモーゼットの石板(天聖界に伝わる一枚)を魯人フッドに託し天地球に送り出すと、たった一人天聖界に残った。サイバーアップしてスーパーデビルと戦うが、敗れ、スーパーデビルの体内に吸収されてしまう。
スーパーゼウスを取り込んだスーパーデビルはデビルゼウスにバイオ変化し、さらなる力を得る。デビルゼウスが胸部装甲を開くと、そこにはスーパーゼウスの顔が浮かぶ。まるで首級だ。しかし、スーパーゼウスの意識は完全には死んでいなかった。スーパーデビルに取り込まれながらも必死に抵抗をつづけ、フェニックスを見守りつづけたのだ。その想いは、時折デビルゼウスの胸を苦しめた。
フェニックス・ティキ・アスカ・アムルの四人同時攻撃に追い詰められたデビルゼウスは、取り込んだスーパーゼウスを人質にフェニックスたちを脅す。スーパーゼウスはしゃべることもできないはずだったが、突如目覚め、自分ごとデビルゼウスを斬れとフェニックスに言う。わずかにスーパーゼウスとの思い出が残っていたフェニックスは苦悩するが、意を決してフェニックス聖凰斬をデビルゼウスに繰り出した。
ダメージを受けたデビルゼウスは、スーパーゼウスとスーパーデビルに分離する。スーパーゼウスとスーパーデビル二人の手には、モーゼットの石板が一枚ずつ収まる。アノドを完全封印するために必要なあと二人の戦士とは、何とスーパーゼウスとスーパーデビルのことだった。スーパーゼウスは伝説の六聖戦士の一人として、アノドと戦う決意をする。
最後は、スーパーデビルとともに命を捨て、アノドを封印するための隙を作った。そして、フェニックス・ティキ・アスカ・アムルの四人に新世界創造の希望を託し、穏やかな表情を見せながら、散る。(後に展開されたビックリマン2000の世界では自称「永遠の美少年」、旧来のような好色ヘッドとして復活する)
・装備
Zスティック