ビックリマン☆モバイル 第18巻 聖神ナディア(素顔)

bikkurimanmobile18-05
源層界を治める火の女神。若き日はナーディという名で聖火界を治め、聖水界を治めるメディ(若き日の異聖メディア)とは親友であり、姉妹のように仲睦まじかった。メディ異聖メディアとして源層界を追放されてからも、その想いには変わりがなかった。ナーディ聖神ナディアとなって源層界を治めるようになってからも、メディアのことを案じ、極寒の地である曼聖羅を持てる限りの力を注いで暖めつづけていた。そのために女神としての若さと美貌を失ってしまう。
仮面の奥に隠された素顔には、はつらつとしていたナーディの面影はもはやない。あるのは皺深く刻まれた苦悩の顔だけ。超聖神ナディアに復讐心を抱くメディアは、いずれ表層界を襲ってくるだろう。ナディア超聖神との間に表層界の平和と発展の象徴である双子の次神子(スーパーゼウスブラックゼウス)をもうけながら、あえて聖魔分裂を引き起こし、戦いの中で天使と悪魔がより強い力を身に着けるよう仕向けた。来るべき曼聖羅の襲撃に備えるためだ。
ナディアは天使の次界創造主ロココに対して特に力を与えつづけた。久遠域に向かうアンドロココに、亡き神帝の力によるラファエロココへのパワーアップを促し、最終的にはミラクル聖神パシーラファエロココシヴァマリアを融合、新たな神FuzzyM.R(ファジーマリアロココ)を誕生させた。マリアロココによる聖魔和合の達成と、マルコ誕生に始まる次代の繁栄。メイドン天使が力を与えた真次界を舞台に、曼聖羅に対抗するための計画は次の段階に入る。
ナディアはたびたび新界王(カーネルダース)やマリアロココを召集し、聖宝石(セント・ジュエル)を求めてハートタンクエリアを旅するマルコたちへのバックアップに務めた。息子の一人であるブラックゼウス曼聖羅と手を組んだ時は、冷たいようだが排除するべき敵として見なしている。
オリン姫超聖神メディアの娘ではなく、ナディアとの間に生まれた娘というウワサがあった。それもナディアメディアの恨みを買う要因の一つだった。だが、オリン姫は紛れもなくメディアの愛しい娘であり、ナディアもまたメディアのことを愛しく思いつづけていた。その真実をメディアが知ったのは、カーネルダークナディア曼聖羅に連行してきた時のことだ。メディアナディアの素顔を見て衝撃を受け、自分が今まで抱いてきたナディアへの恨みは、勘違いとすれ違いから生じた誤りであったことを痛感する。
だが、一度放たれた大洪水メディア自身でも止めることができない。大洪水を止める手立ては選ばれし次代であるマルコ聖宝石の力だけだが、大洪水は今にも次界を押し流そうとしている。曼聖羅にいるマルコたちはどうやっても間に合いそうもない。しかし、ナディア曼聖羅次界は隣り合った世界であることをマルコたちに伝え、曼聖羅次界への扉を開いた。
マルコたちの活躍で大洪水の脅威は去った。次界曼聖羅の和解。ナディアはもう自分がいなくても次界曼聖羅は永遠に栄えていくだろうと感じ、オリン姫に残る力を授け、世界の行く末を任せた。その後、ナディアメディアとともに聖ランドと呼ばれる世界で療養していた。ダークマターエズフィト次界侵攻に際し、マルコ創陽パワーボールを与えサンマルコへのパワーアップを促す。そして、新世界創造の要である聖コアポイントのことを伝えると、姿を消し眠りに就いた。

・技
ミラクル聖神パシー
創陽パワーボール

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