ファジーマリアロココ。ラファエ(アンド)ロココとシヴァマリアが融合昇華した姿。聖神ナディアのミラクル聖神パシーによって誕生し、聖魔和合を成し遂げた。ファジーマリアロココの放つ聖なる光によって悪魔の凶暴性が洗われ、天使との共存が可能になったのだ。聖魔和合を達成したファジーマリアロココは源層界に昇り、世界の行く末を見守る神の一柱となった。
地上を去る際、分身であり子どもであるFuzzyMR.(ファジーミスター)を残す。それこそ後のピア・マルコであり、ファジー、すなわちロココとマリアはマルコの両親なのだ。曼聖羅の大洪水を止めるため、マルコたちが聖宝石(セント・ジュエル)を探し求めて旅立つと、ファジーマリアロココはいわば十三番目の新界王(カーネルダース)として活動を開始する。
マルコたちがラピスードで行動している頃、十二新界王がナディアの下に集結した。ファジーマリアロココはそこへ姿を現し、ナディアから命じられていたブラックゼウスの復活原因の調査結果その他を報告する。創聖使の関与と、ブラックゼウスが曼聖羅と手を組んだこと、ブラックゼウスがラピスードに出現したこと。
ファジーマリアロココはラピスードに急ぎ戻ろうとする申る伯を呼び止め、マルコのことを頼んだ。神となっても、我が子マルコを想う気持ちは普通の親のものだ。その後、ファジーマリアロココ自らアクアマービィに降臨し、次代バンによるマルコのパワーアップを促す。次王帝マルコの誕生。ファジーマリアロココは我が子の成長を喜ぶように微笑んだ。
ファジーマリアロココの姿を見たマルコは、マリアロココのことを「おばちゃん」と呼んだ。これは、ファジーマリアロココの姿がシヴァマリア(おばちゃん)を基本としているためだ(部分部分にアンドロココのパーツが散りばめられているものの)。顔の右半分がシヴァマリアで、左半分がアンドロココ。独立した二つの意識を一つの身体に同居させている。ロココとマリアが別々に話すことも、同時に話すこともできる。聖魔融合、男女混合の曖昧(ファジー)な姿はまさに聖魔和合の象徴だ。
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