ディオ・コッキーの「じいちゃん」。聖魔和合以前からの生き残りの悪魔。子どもの頃は聖魔大戦の真っ只中。天使の攻撃で大ケガをして右足を失った。また、ブラックゼウスに一族を助けられ土地を賜ったという恩義がある。聖魔和合後も天使を恨み、悪魔復権を願い、ブラックゼウスを中心とした悪魔帝国の建国を夢見ていた。コッキーが幼い頃に他界している。
孫のコッキーにも、ブラックゼウスのような誇り高い悪魔を志すよう教え育てた(コッキーは純粋な悪魔ではなく、悪魔系「次代」だったが)。コッキーがお宝を追い求めるのは、祖父が夢見た悪魔帝国作りの資金源にするため。復活したブラックゼウスと出会ったコッキーは祖父の言葉を思い出し、ブラックゼウスに憧れ、弟分になりたいと思うようになった。コッキーはマルコたちを裏切ってしまうが、祖父の教えと仲間との友情の板ばさみに苦しみ、最後にはマルコたちの元に戻ってきた。
コッキーの祖父は、天使に追われるディオ家を助け戦うブラックゼウスの姿をその目に焼き付けた。ブラックゼウスは悪魔のためなら命を懸けて戦う素晴らしい方だと信じて疑わなかった。しかし、コッキーはブラックゼウスから祖父の言葉と裏腹の扱いを受ける。また、ブラックゼウスは過去にコッキーの祖父を助けたことを憶えていなかった。ブラックゼウスがコッキーの祖父を助けたのは、単なる気まぐれだったのか、それとも…?
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