ビックリマン☆モバイル 第20巻 さらっち

bikkurimanmobile20-14
天聖界に住む皿小僧お守り。「~(で)ぽっち」が口癖で、自分のことも「ぽっち」と呼ぶ。聖流天使聖結天流を師匠に持ち、早く一人前の戦士になることを夢見て修行を続けていた。修行の内容は、ポタポタと天井から垂れる水滴を素早く動いて頭の皿で受け止め、皿が満杯になったら、かかとを上げずに捨てにいくというもの。
厳しい修行によく耐えていたが、ある日、地道な基礎訓練に飽きて、置手紙を残して師匠の家を飛び出してしまう。街頭テレビに映ったヘッドロココたちの勇姿を見て、居ても立ってもいられなくなってしまったのだ。一番の夢はヘッドロココ次界への旅のお供をすることだった。シールロードに密航してまで、次界道ヘッドロココたちのところへ押しかける。
ヘッドロココたちは切界鬼の仕掛けた大虚空域(ビッグこくうエリア)にいた。生のヘッドロココ神帝隊に喜んだ後、お供にしてくれと頼み込む。ヘッドロココからはすぐに天聖界に戻るように言われるが、頑として聞かない。そこでヤマト神帝が試験を課した。アローエンジェル大聖アローを五分以内に取ってくるという試験内容は、実は落とすための試験だった。
ところが、神帝ピーターが凍らせた地面で転ぶも、皿のような足をスケート代わりにしていい調子で先へと進む。諦めて帰るどころか、調子付かせてしまった。途中、切界鬼魔洞窟に捕まり、神帝たちをおびき寄せるための餌にされる。自分のせいで神帝たちが魔つゆ(石化の水滴)の洗礼を受けることになり、悲しみと責任感に胸を痛めた。
その時、魔つゆの滴る音に師匠の言葉を思い出した。切界鬼の手から脱出し、修行を生かす。落ちる魔つゆを頭の皿に全てを受け止め、高速のすり足で切界鬼に接近。秘技・チャン盃返しで、ためた魔つゆをザバーッと返し、逃げようとする切界鬼の下半身を石化することに成功した。切界鬼ヤマト神帝日出剣太陽燦々パワーで消滅。
そこに聖結天流が登場した。悪魔をやっつけた喜びいっぱいに師匠のもとに駆け寄るが、殴り飛ばされる。聖結天流弟子ヘッドロココに迷惑をかけたと謝罪し、弟子の代わりに罰を受けようとする。すると、さらっちは悪いのは自分だと師匠と並んで土下座した。軽はずみな行動を反省し、天聖界で修行のやり直しを誓う。いつかきっと、強い戦士になれるように。

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