ビックリマン☆モバイル 第21巻 たぬ鬼

bikkurimanmobile21-08
悪魔ランキングブービー賞(ビリから二位)の弱小たぬき悪魔。自分のことを「オラ」と呼び、語尾に「~ダス」と付ける。得意技は角からの火炎放射。かなりの火力だが、転んで自分の背中の薪を火事にすることが多々。ランキングの異常な低さは、この非常なドジさゆえのようだ。
聖岩固サタンマリアに聖球を奪われて以後、聖遊源えんどう豆ロックの中にあるカチカチ山に隠れ住んでいた。ワンダーマリア六魔穴の罠を仕掛けたことを機に、神帝男ジャックを倒して手柄を立て、一気にランキング一位に躍り出てやろうと目論む。何とかワンダーマリア自分を使ってもらおうとしつこく食い下がったが、砂場にポイ捨てされた。ワンダーマリアは砂場から魔砂鬼を復活させた。あんなヤツを甦らせるくらいならオラを使ってくれればと怒りに燃えるが…
仕方なく独自に作戦開始。聖岩固に取り入る形で神帝男ジャックに接近した。聖岩固は新聖球の素体を求めている。カチカチ山にはそれにぴったりなイダイヤモンドがあった。聖岩固と一緒に神帝男ジャックカチカチ山に誘い込む作戦だ。ところが、神帝男ジャック聖岩固とケンカして去ってしまう。標的が去っては困ると聖岩固に仲直りを勧めるが、押し切れる雰囲気ではなかった。仕方なく聖岩固助うごだけをえんどう豆ロックに案内した。
息を思いっきり吸い込み、ムキムキマッチョの体型になる。力強い腕で金棒を振るい、逞しい腹で太鼓を打つ。その腹鼓がえんどう豆ロックを開き、カチカチ山を出現させた。背後に気配を感じ、もしや神帝男ジャックがついてきているのではないかと思い、確かめるためにマッチの森を燃やす。頭の角を火打石代わりにカチカチと火を起こす。先を進む聖岩固にはカチカチ鳥の鳴き声とごまかす。角がボーッと燃えると、ボーボー鳥の飛ぶ音だとごまかした。
しかし、あぶりだされたのは魔砂鬼。角からの火炎放射で魔砂鬼を退散させるも、突然の地震で転倒。背中の薪に火が燃え移り、火は苦手だよ~と駆け回った。そこへ神帝男ジャックが現れ砂をかけて火を消してくれた。涙を流して神帝男ジャックに抱きつく。さっきの地震は魔砂鬼の仕業。魔砂鬼の追撃を振り切ろうと、全速力でカチカチ山の頂上に向かった。
頂上でイダイヤモンド聖岩固に手渡すと、悪魔の本性を現した。イダイヤモンドにはどんなパワーでも増幅する効果がある。イダイヤモンドで火炎放射を炎の竜に変え、神帝男ジャックを焼き殺すつもりだったのだ。が、神帝男ジャックに竜を自分に向かって誘導される。怖がって後ずさり石につまずいた拍子に火が消えた。失礼したダスと一礼し、姿を消す。逃げ帰るところをワンダーマリアに捕まり、悪魔ランキングビリを宣告され、憐れ二度目のポイ捨て。

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