魔古鬼の一人。空間を削り取る悪魔。鋭い出っ歯は魔刃といい、ハンマーで頭を叩くことで飛び出してくる。足に履いた鉋(かんな)はスケート魔足といい、空間を滑るように走ることができる。いずれも空間を削り取る魔力を秘める。削り取られた空間は魔侵口となる。また、空間の削りカスは魔鉋屑(まかんなくず)として、天使を拘束し動きを封じ込めるのに使う。天使の前に姿を現す前には、カチカチと魔刃を打ち出す音を響かせて恐怖を煽る。
スーパーデビルの命令を受け、鋭魔(シャープマ)とともに出撃、ヘッドロココたちを襲撃した。簡単には切れない魔鉋屑に神帝ピーターを拘束。ハンマーで頭を叩き、魔刃を打ち出して神帝ピーターにとどめを刺そうとした。余裕ぶるが、何故か神帝ピーターも余裕の表情を見せる。足元を見ろといわれ、目をやると、足元が凍っていた。
今までの戦いは、神帝ピーターにとってはほんの小手調べ。追い詰めていたつもりが、逆に追い詰められていたのだ。次の一撃で確実に全身が凍りつくといわれ、上空に逃走する。神帝ピーターの追撃を振り切ろうとしている時、上空からヘッドロココに追われる鋭魔が逃げ降りてきた。
入れ違いに標的変更される。ヘッドロココに迎え撃たれる形になり、尻尾の羽根の輝きで目がくらむ。口の中に尖聖剣を喰らって吹っ飛ばされ、今度は逆方向から飛んできたヤマト神帝の盾に突き飛ばされた。神帝ピーターの星氷剣で凍りついた鋭魔の氷を砕こうとしていたら、スーパーデビルの顔が現れてどやされる。
魔古鬼トリオで魔侵口大量生産がんじがらめの最終作戦を決行し、空間を削り取っていく。スーパーゼウスの通信顔を削り取るが、もの魔ねがうっかり口を滑らせたせいで魔古鬼の弱点を知られてしまう。聖域天使三人が心を一つに観音ポーズを取り、完成した「観音聖三角帯」(かんのんセントトライアングル)に吸い込まれ、消滅した。
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