ビックリマン☆モバイル 第22巻 やめ妖怪

bikkurimanmobile22-04
「~カイ」が口癖のサジ投げバイオ悪魔。悪魔軍には属さず、「ヤメヨーカイ、ヤメヨーカイ、疲れたら歩くのヤメヨーカイ。無理はしないでヤメヨーカイ♪」と口ずさみながら、自由気ままな流れの旅を続けていた。荷物といえば、肩に担いだ木の棒に白い包みが一つだけ。飄々とした漂泊人。
砂漠の荒野で行き倒れていたティキに「もう少しここで寝ているカイ?」と陽気に声をかける。ティキは「そうしたいところだが、大切な友達が待っている」と答えた。やめ妖怪は「そっか」と軽い返事を返すと、さっきと同じ歌を歌いながら、何事もなかったかのように歩き去っていった。どこか弾むような足取りで。
ティキデスザートの毒におかされたフェニックスを助けるために、薬草となるサボテンを探し求めて熱砂の荒野をさまよっていたところだった。水のない乾燥地帯を苦手とするティキには地獄のような場所だったが、やめ妖怪のこの気楽さがティキの心を少し軽くした。ティキやめ妖怪の歌を口ずさみながらサボテンを目指した。

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