ビックリマン☆モバイル 第24巻 聖スワン

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セントスワンプレイ天使の一人。おとぎ話「みにくいアヒルの子」に登場する白鳥のように美しい天使。美しいが、言葉遣いは「おら~だ」「~してけろ」など訛っている。「垢素(こうす)パワー棒(スティック)」をかき回し、魔ダックの「黒鳥魔染」(こくちょうません)を聖漂白することができる。王女ヘラの治める平和な次動ネブラで、迷路遊園地の警備員をしていた。
だが、迷路遊園地がダークヘラ魔幻迷宮となったある日、警備に疲れて眠り込んだ隙に魔ダックに呪いをかけられ、お守り・オニワトリにされてしまう。呪いを解くには魔ダックの作った三つのゲームをクリアすればよいのだが、他のお守りたちと何度挑戦しても第一ゲームさえクリアできない。オニワトリのまま、魔ダックの配下として働きつづける毎日。
一目惚れした牛若神帝(途中でフラれてしまう)と、神帝フッドの協力を得て、ようやく第三のゲームまでクリア。湖の小島に隠された呪いを解く粉を手にすることができた。だが、粉をかけても元に戻らない。呪いが解けたのは、オニワトリ牛若神帝のために命を懸けて魔ダックを追い払い、力尽きて湖に落ちた時だった。
聖スワンはまばゆい光とともに湖から浮上し、牛若神帝神帝フッドに微笑みかける。二人は目を白黒させた。本当に天使だったこともそうだが、何よりその美しさに驚かずにいられなかったのだ。言葉遣いはオニワトリの時のまま訛っているが、そんなことは気にならないくらいの麗しさだった。
聖スワン迷宮の出口まで牛若神帝たちを案内したかったが、元の迷路遊園地と魔幻迷宮では迷路の形が違うために無理だった。牛若神帝はそんなこと気にしなくていいと言ってくれたが、聖スワンは何のお礼もできなくて申し訳なく思う。天使が天使を助けるのは当然と言って颯爽と立ち去る牛若神帝を、泣いて見送る聖スワン
去り際、神帝フッド牛若神帝に耳打ちした。「あんな美人だと知っていたらフラなかっただろう?」。牛若神帝は耳まで真っ赤にして否定するが、「本当は惜しかったと思っているんだろう?」と追撃質問を受け、「少しは…」と本音を漏らしかける。牛若神帝は慌ててヤマト爆神たちのことに話題をそらすが、心の中では「本当に失敗した」と激しく後悔していた。

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