ビックリマン☆モバイル 第24巻 魔ダック

bikkurimanmobile24-30
魔宮伝説鬼の一人。おとぎ話「みにくいアヒルの子」に登場するアヒルのような悪魔。「現代はゆとりの時代」をモットーに、遊び、くつろぎを大切にする。クリア困難なゲームの世界を作り出し天使やお守りを引きずり込むのだが、テレビでも眺めるように自らは座して動かない。その気になれば、手に持ったガラガラから必殺「黒鳥魔染」を発し、地面を底無し沼に変えて天使を落とし込むことができる。呪いで天使をお守りにするという珍しい技も使える(悪魔化するのが普通)。
ワンダーマリアには魔幻迷宮の一角の警備を命じられていたのだが、常夏のリゾート地のようなエリアを作り出し、プールの上でグラス片手にくつろいでいた。当然ワンダーマリアにとどやされるが、「怒るとシワが増えますよ」と軽くあしらい、「それより一緒にどうです」と飲み物を勧める。六聖球ソードでグラスを斬り裂かれるが、少しも取り乱さない。ワンダーマリアにはまたもどやされるが、妙に落ち着いている。
その自信の根拠の一つは、聖(セント)スワンという天使に呪いをかけお守り・オニワトリにし、手下にすることに成功していたこと。魔幻迷宮の警備はオニワトリに任せていた。神帝に手をかけられずにいたオニワトリを脅し、今度こそ神帝たちを倒させようとする。ワンダーマリアにはお守りごときが神帝に勝てるかと言われるが、リクライニングチェアにふんぞり返って余裕の表情を見せた。お守りなら神帝も油断すると思ってのことだ。
が、見込み違いだった。マリアに作戦失敗を指摘され少し慌てるが、最初からオニワトリには期待していないと言い訳をする。これも作戦のうちだと。マリアにはワインを勧めながら(多少下手に出るようになった)、本当の作戦はオニワトリを使って神帝たちをゲームの世界に引きずり込むことにあったと説明する。オニワトリの呪いを解くためには、三つのゲームをクリアする必要がある。自分の作ったゲームはちょっとやそっとでは抜けられない。それが自信の根拠のもう一つだった。
第一ゲームは「空飛ぶ的」。飛んでくる的を一羽でも逃がすとクリアできないようになっている。結果は、神帝フッド聖気理力の矢で簡単にクリアされる。最初から難しいゲームだと可哀想だと言い訳するが、気まずくなり、マリアにワインをビクビクと注ぐようになった。第二のゲームは「隠れている魔生物を探し出して倒す」。結果は、牛若神帝聖笛でジャングルの魔生物を簡単に探し出される。神帝なんだから第二ゲームくらい通過してもらわないと言うが、ワインを注ぐ手がガクガク震えるようになった。
最後の第三ゲームは、「湖の中の小島を見つける」。暗黒世界に無数の鏡。オニワトリはカラクリフクロウに捕まり、無数に分裂。神帝には本物のオニワトリを捕まえることはできない、神帝たちは鏡の世界で永遠にオニワトリを捜し続けることになったと、途端に自信満々になって態度がでかくなる。ワンダーマリアがワインを注げと要求するのを、ビンをドカッと置いて拒否。再びチェアにふんぞり返った。が、オニワトリはあっさり見つかってしまう。
ワンダーマリアの「注げ注げ」連呼に恐れおののき、逃げるようについに自ら出撃する。三つのゲームをクリアしたものの天使に戻れないでいたオニワトリたちの前に出現した。必殺黒鳥魔染で湖の小島を底無し沼に変えて牛若神帝神帝フッドオニワトリを落とし込む。オニワトリだけは助け出し、また自分の下で働いてもらおうと企んだが…
オニワトリ(聖スワン)の「垢素(こうす)パワー棒(スティック)」で黒鳥魔染を浄化され、牛若神帝神帝フッドを救い出される。余計なことをしたオニワトリを殴り飛ばして地面に叩きつけ、それでも立ち上がって睨みつけてくるオニワトリを生意気だと蹴飛ばすが、オニワトリに怒りの形相で睨まれ、とうとう怯んだ。「何でお前までをいじめるんだよ!お前なんか嫌いだ!」と泣き叫びながら逃亡する。こうしてオニワトリ聖スワンに戻ることができた。

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