ビックリマン☆モバイル 第24巻 満怒ヒヒ

bikkurimanmobile24-32
マンドヒヒ魔宮伝説鬼の一人。おとぎ話「サルカニ合戦」に登場するサルみたいなマントヒヒ悪魔。「~ヒヒ」が口癖。自称、悪魔は悪魔でも性格のいい悪魔。生まれてから一度もウソはついたことはないという。魔幻迷宮の柿の木エリアで、神帝男ジャックが食べようとしていた巨大おにぎりと柿の種を交換する。家には年老いた両親と十三人の弟妹が腹を空かせて待っているらしいが…
満怒ヒヒの言ったことはほとんどウソだった。柿の種から「歩く柿の木」が生えてきたのは本当だったが、その柿の木についていけば迷宮を抜け出せるというのは全くのデタラメ。「逆さ柿の木」の実が赤くなって柿の木がひっくり返ると、「いつもの物語」が始まってしまうのだ。いつもの物語とは、サルカニ合戦のこと。
内容はこうだ。満怒ヒヒは、チョッキングが柿の実を食べたそうにしているところへ現れ、一人で柿の木に登って食べはじめる。チョッキングには青い柿の実を投げつけ、大ケガを負わせる。満怒ヒヒは、くりの芯とこのエリアを通りかかった天使に、チョッキングの仇討ちをされる。そういう物語が永遠に繰り返されていた。神光子が巻き込まれた今回は…
家に帰ってお茶を飲もうとしたところ、囲炉裏から弾けた「くりの芯アタック」(真っ赤に焼けたイガイガ体当たり)を喰らう。水瓶の水を浴びようとしたところに、追撃の「しいの実アタック」。高速回転するしいの実ゴマが水瓶の水を巻き上げ、それに巻き込まれた満怒ヒヒは家の外に吹っ飛ばされる。屋根の上から降ってきた「神光子ウス」にとどめを刺された。
満怒ヒヒが退治された場面で、物語から現実世界に戻る。満怒ヒヒは降参し、命を助けてくれればお礼に次のエリアに行く道を教えると土下座した。そこへワンダーマリア六聖球ソードの光が降り注ぐ。満怒ヒヒは凶暴化パワーアップし態度を一変、次のエリアには進ませないと、荒い鼻息で神光子くりの芯を吹き飛ばした。
石でできた柿とおにぎりを投げつける「柿おにぎりつぶて」で神光子くりの芯を痛めつけるが、神帝男ジャック遊晶剣から出した紫水晶に防がれる。神帝男ジャック神光子がケンカしている隙に髪の毛を伸ばし、神帝男ジャック神光子くりの芯の三人を絡め取るが、チョッキングに髪の毛を切られる。さらに神光子のヘッドライトで目がくらみ、剣で頭頂部をツルツルに剃り落とされた。
逃げようとしたところに遊晶剣。紫水晶の檻を閉じ込められ、哀れ、「ここから出して出して」と叫ぶだけとなった満怒ヒヒワンダーマリアが物語に介入せず、満怒ヒヒをそのままにしておけば、サルカニ合戦の無限ループは保たれたのだが。親切なワンダーマリアさんのおかげで、神帝男ジャック神光子は先に進むことができましたとさ、めでたしめでたし。

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