ビックリマン☆モバイル 第25巻 キリエ様

bikkurimanmobile25-20
「切り絵」と「キリエ」(kyrios:憐れみの賛歌)を掛けた名前の天使。その名の通り、切り絵(切り紙)が得意。キリエ様が切って作った紙の絵は、全て本物になる。用意する紙は自分の胴体から切り取ったもの。それを右手の緑色のハサミで切ると、切り絵の通りの本物になる。それにもう一度、左手のオレンジのハサミを入れると、元の紙に戻る。
怪盗もの魔ねを捕まえるために雇われた、サイキュロスの強い味方。サイキュロスからゴル胡魔193警部に能力を見せるよう言われ、チョキチョキと紙をポットとカップの形に切って実体化し、お茶を入れて差し上げる。それを窓の外から見ていたマルコは、キリエ様のハサミが欲しくてたまらなくなった。正確に言えば、キリエ様の能力はハサミに備わった能力といえる。
意外と疑り深い。犯行予告時間まで三十分を切り、本当にもの魔ねが現れるのかと疑問に思った。また、ここにいるサイキュロスが本物である証拠もない、もの魔ねの変装だという可能性も捨てきれないと疑う。その余計な一言が、サイキュロストジックバラを疑心暗鬼にし、もめさせる原因となってしまう。
しかし、依頼はきっちりこなす仕事人。落とし穴に落ちたもの魔ねを追って下の階層へ行き、階段を登るもの魔ねを発見する。その階段は元は紙だった。オレンジのハサミを入れて階段を紙に戻し、もの魔ねを床に激突させる。もの魔ねが盗んだ「悪魔の涙」という宝石を奪還することに成功した。
しかし、そこへマルコが現れる。「切り紙の人」と馴れ馴れしく呼ばれ、ハサミを貸してとねだられる。ダメだと言ってハサミを後ろ手に隠し、忙しいので失礼と言い残して去る。それでもしつこく追ってくるマルコ。すると目の前にサイキュロスが現れた。悪魔の涙を取り戻したと、喜んで差し出すが…
マルコに背中に飛び乗られる。マルコをどかしてくれるようサイキュロスに頼むが、何か様子が変。そのサイキュロスはもの魔ねの変装だと気付いた。だが、追いかけたくても、マルコに顔を引っ張られ、どうしようもない。結局、ハサミと紙を三枚ほど取られ、マルコがでっかいまんじゅうを切り紙で作ろうとするのを眺めるだけ。
マルコが使っているのは、紙に戻すほうのオレンジのハサミだった。紙が切れるだけで、切り紙は本物にならない。そこへサイキュロスが現れた。また本当に本物かと疑うが、どうやら本物のサイキュロスの様子。サイキュロスは、もの魔ねを捕まえるためにそろそろ最後の切り札を使おうと言ってきた。
最後の切り札とは、サイキュロス城全体のこと。実は、この城自体がキリエ様による巨大な切り紙だった。もの魔ねだけをに残して紙に戻せば、もの魔ねを紙の山に埋もれさせて捕らえることができる。だが、マルコがオレンジのハサミを床に入れてしまったことで、逃げる前にが紙となって崩壊し、巻き込まれた。
オレンジのハサミをマルコに持っていかれる。マルココッキーの持つ悪魔の涙にハサミを入れると、紙になった。悪魔の涙という宝石もまた、サイキュロスが見栄を張るためにキリエ様に切り紙で作ってもらった紛い物だったのだ。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする




スポンサーリンク