ビックリマン☆モバイル 第25巻 スーパーゼウス校長先生_ビックリ村

bikkurimanmobile25-23
ビックリ村ビックリ学園の校長先生を務めるスーパーゼウス。穏やかな性格で、生徒の自主性を重んじる指導方針の持ち主。ブラックゼウス先生のようなスパルタ教育も時には大事だが、度を越すのは考え物としている。が、その甘さが子どもたちをひ弱で腑抜けにするとスーパーデビル教頭に反論される。押しの強いデビル教頭を押し返せないこともあるが、通すべきところは校長の威厳を押し通す。学園を私物化しようとするスーパーデビル教頭とは対照的に、教育者の鑑。
厳格だが、お金と女の子には弱い。スーパーデビル教頭サイキュロスに特別席を出す許可を求めてきた時は、金持ちの生徒一人を特別扱いするわけには行かないといったんは拒否するが、寄付金ガッポガッポという言葉につい許可の判を押してしまう。また、暇を見ては、手当たり次第に女の子に声をかける。窓の外に十字架天使が飛んでいればデートに誘い、断られればヴィーナス白雪に電話をかけるという具合。同じ双子の兄弟でも、ワンダーマリア先生一筋のブラックゼウス先生とは正反対の浮気性だ。
村の平和が何よりの宝。どんなに忙しい時でも、お茶を楽しむゆとりを作るのが、生きていく上において最も大事なひとときだと考えている。が、校長室では落ち着くどころではない事態に何度か陥った。スーパーデビル教頭おかわり玉にかけた願いで、校長の椅子を持っていかれひっくり返る。魔次郎べに地面を傾けられた時には、熱いお茶を頭からかぶったり、本棚に埋もれたり、反対側の壁に激突したりした。
小さい頃はバカッチョ遊びをよくやった。生徒たちを観察していたら、マルコバカッチョ付けられた。校長室に飾っていた黄金の天使像怪盗もの魔ねに盗まれたり、サイキュロスに校長室を荒らされたこともある。のどかながらも退屈しない毎日。その平穏が打ち破られる時が来た。ドラキュロスの誕生とともに、この世界に異変が起きようとしていると感じる。
マルコたちをボヨヨン湖の課外授業に送り出した後、のん気にスケベな顔をして次の日曜のデート相手を吟味していた。その時、校長室の壁に掛けていた大聖棒(ビッグセントスティック)の先端が赤く点滅する。異変予知信号。黒宝石(ブラック・ジュエル)に反応したのだ。ビックリ学園が黒い粘液の海に沈もうとした時は、マルコたちが戻る前に移動教室を発進させようとするスーパーデビル教頭を止める。だが結局、待っていても始まらないと、移動教室を発進させた。
ヘッドロココに救われ避難した英雄の森では、ブラックゼウススーパーデビルのエネルギー波を受けて吹っ飛んだ。異変を感じ取りつつ、目の前で起こっている異変を認識しきれていない。そうこうしているうちに、マルコたちの活躍で黒宝石は飛び散り、ビックリ村に平和が戻った。移動教室に乗り、ビックリ学園の授業が始まるとみんなを出迎えに来た。だが、黒宝石に歪められていた時間と記憶が戻ったために、皆がビックリ村から消えてしまう。
ビックリ村の住人は、ダークマターの発動した黒宝石の力によって時空を超えて召喚され、記憶を失った者たちだったが、このスーパーゼウスに関してはいつ、どこから来たのか分かっていない。時の聖箱から現れた老スーパーゼウス同様、謎多き存在だ。いい校長先生であったことだけは間違いない。

・装備
大聖棒(ビッグセントスティック)

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