ビックリマン☆モバイル 第25巻 ドラキュロス

bikkurimanmobile25-31
黒(こく)天魔界の魔王子。悪魔系次代の少年サイキュロスが、ダークマター魔力を受け、純粋なる悪魔の青年としてパワーアップした姿。武器は「般若光陰剣」(はんにゃこういんソード)。必殺技は、ルーツパシーの強化版「ドラキュロン」。ルーツの魔肖ネロも持て余した「魔性般若パワー」を完全に制御し、最強とも呼ぶべき力を備える。
サイキュロスから脱皮するように新生したが、サイキュロスの頃の記憶と性格を色濃く受け継いでいる。一人称こそ「僕」から「俺」に力強く変化したものの、語尾に「~キュロ」と付ける癖は変わらない。マルコたちへの恨みも変わらない。ビックリ学園からサイキュロスを退学にしろとの声が上がり、もはやこんな学園など必要ないと、ドラキュロンで路面電車型の教室を地面に向けて出発沈降させた。ワッPマルコたちを助け出したが、余裕で高みの見物。この世は悪魔が支配すると高笑いした。
洋館風だったサイキュロスの邸(綿破メフィストに食べられてしまった)は、ドラキュロスへのパワーアップに合わせてトーテムポールのような塔の形に変化。邸周囲にはコウモリまで飛ぶようになり、不気味さを増した。「じい」のトジックバラの言うことも全然聞かないようになり、マルコたちと戦うことが運命だと荒々しさを剥き出しにする。怒り叫ぶだけでほとばしり出る魔力サイキュロスの頃に望んでいた力が手に入り、自分の素晴らしさに酔わずにはいられない。
マルコたちからボヨヨン湖への課外授業に誘われるが、その場をマルコたち抹殺の場にしようと考える。「紙の草原」にいたおとなしい悪魔・折噛Peを一睨みするだけで魔性に染め、マルコたちを襲わせた。折噛Peから助けを求められても、見捨ててマルコたちの道連れにしようとする。ワンダーマリア先生に本当はいい子だと諭されるが、いい子なんて退屈だと冷ややかに笑う。逆に、ワンダーマリアに眠る恐ろしい本性を指摘するが…
見る者の妄想を増幅して実体化するボヨヨン湖ワンダーマリア先生が思い浮かべたドラキュロスの姿に、心打たれる。皆も自分のことを気にかけてくれている。思わぬ友情に、ほろりと涙を禁じえなかった。だがその時、ボヨヨン湖の底から黒宝石(ブラック・ジュエル)が浮上し、魔性を喚起される。
ボヨヨン湖の水を無数の刃物に変えてマルコたちを攻撃。ヘッドロココの愛のムチを、ボヨヨン湖の水をムチに変えて返す。最後には、全身にトゲの生えたマルコオズコッキーをけしかけた。マルコの想像した人食いまんじゅうに呑み込まれ、情けなく気絶すると、黒宝石の力が消える。マルコに引っ張り出され地面に顔を打ち、このバカが、覚えてろと言い残して飛び去った。ドラキュロスとはいえ、マルコのペースにはついていけないようだ。
その後、ボヨヨン湖に完成したダークマターの巣窟に召喚され、凶悪さを取り戻したスーパーデビルブラックゼウスとともに闇の世界を築くよう命じられる。スーパーデビルブラックゼウスごとマルコたちを攻撃する容赦なさを見せた。英雄の森では、ヘッドロココヤマト神帝の二人がかりの攻撃も弾き返した。一気に勝負をつけるべく、黒宝石から発する黒い粘液を空から降らせて全てを闇に沈めようとしたが、土壇場で覚醒したマルコ雷電に吹き飛ばされてしまう。
ダークマターの巣窟に迫るマルコたちメンバーのうち、マルコを引き受ける。お絵描き山まで追い詰めたが、縄飛忍鬼×のナワトビで増殖した凶暴な裏マルコの集団に追われ、ダークマターの巣窟に逃げ帰る。態勢を立て直し、スーパーデビルブラックゼウスとともに裏マルコたちの足止めに入るが…。黒宝石が飛び散り、敗退。ダークマターに抱えられてビックリ村を去った。
ダークマターに、十二の黒宝石パワーに勝る潜在能力があると見込まれる。ダークマターから魔漆黒船を授かり、ともに闇の世界を築き上げようとした。また、エズフィト魔妃クレオクスにも、滅び行くエズフィトを救う新王として見出される。ダークマターの目が次界に向いている間に、魔子クレオクフによって魔漆黒船ごと連れ去られた。
マルコたちが心配して捜しに来てくれるが、友達ゴッコをしている場合ではないと、エズフィトの王となることを決意。栄華に溺れた末に滅び行くエズフィト文明を、昔のように活気溢れた世界に戻したいと考える。甦ったエズフィト次界が手を取り合えば、ダークマターも恐れることはないと、マルコたちを騙し家来に洗脳した。
魔漆黒船エズフィトに到達する直前、ダークマターが立ち塞がった。いったんは戦う構えを見せるが、恐怖のために身動きが取れなくなる。洗脳マルコの和成光拳ダークマターを退け、エズフィトに迎え入れられたものの、トーテムニマル(神殿)内部の雛壇最上部で魔妃クレオクスと対面した時には、ダークマターが怖いと漏らす。魔子クレオクフに神殿を案内された時も、薄汚れたトーテムニマルをかつての美しさに戻すほどの力が本当に自分にあるのかと、弱気になった。
ダークマターエズフィトに出現すると、神殿に閉じこもって頭を抱えて怯えるだけ。黒天魔界の魔王子の心はすっかり折れ、もはや何の役に立ちそうもない。最後の手段として、エズフィトの宝「魔考器財」によるパワーアップが残されていたが、それでも悩む。その時、魔妃クレオクスに二択を迫られた。エズフィトの王となるか、それとも一生ダークマターの家来で過ごすか。
ドラキュロスは決断した。魔考器財の上に横たわり、魔妃クレオクス魔力を受ける。パワーアップには激しい苦しみを伴った。耐えられなければ、死あるのみ。ドラキュロス魔考器財に吸い込まれ、消えた。そのまま消滅してしまったかと思われたが…。次の瞬間、エズフィトの新王たる暗黒太陽、内裏ネイロスが光り輝いた。

・装備
般若光陰剣(はんにゃこういんソード)

・技
(魔性般若パワー)
ドラキュロン

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