ビックリマン☆モバイル 第25巻 バランサン

bikkurimanmobile25-33
案山子(かかし)のようなバランサー次代。ルーツはお守り・ニンニク満助。「おら~だ」が口癖。若い男なのに、マルコには「バアサン」と呼ばれた。コッキーには緊張感に欠ける顔だと言われる。地面を波打たせて相手のバランスを崩す能力を持つ。能力を発揮する際は片足立ちになり、ユラユラと自分の体を揺らす。その力は、同種の能力を持った悪魔・魔次郎べの遥かに上を行く。
魔次郎べとはよく、平均台の上でバランス対決をする。先に地面に落ちたほうが負けというルールだ。バランサンは、大した力もないくせに毎回毎回懲りずに勝負を挑んでくる魔次郎べを呆れ笑う。力んで自分の限界ギリギリの傾きを出す魔次郎べだが、バランサンはあくびをして軽く受け流す。ちょっと本気になって平均台を波打たせ、情けなく地面に落ちた魔次郎べをバカにする。
勝負に勝ったほうが、賞品に賭けたまんじゅうを得る。そういう戦いがこれまで200回続いてきた。そして、バランサンの200連勝記録が打ち立てられた。バランサンにとってみれば単なるお遊びに過ぎなかったかもしれない。ただちょっと魔次郎べをからかっているつもりだけだったのかもしれない。だが、魔次郎べはひどく傷つき、その心は激しい憎しみをたたえていた。
魔次郎べバランサンへの憎しみを糧に、サイキュロスルーツパシーによってパワーアップ。大地を傾けてビックリ村を大混乱に陥れる。バランサンは正直、悪魔とはいえ、魔次郎べがこんな悪さをする奴だとは思っていなかった。どうにか魔次郎べの暴走を止めようと、例のバランス勝負で決着を付けようとする。
公園のシーソーを使った因縁の201戦目。バランサンが勝てば魔次郎べは悪さを止める。バランサンが負ければ、これまでの200戦分賭けてきたのと同じ数のまんじゅうを魔次郎べにやると約束した。今度の勝負にはビックリ村の未来も懸かっている。バランサンは本気を出し、シーソーを激しく波打たせた。だが、魔次郎べはタイミングよくジャンプして波打つシーソーを乗り切る。
魔次郎べのパワーアップはバランサンの想像以上だった。バランサンの天地は逆転し、空に向かって落ちたかと思うと、すぐに元に戻って地面に落下する。初めて本気を出しながら、同時に初の敗北を味わったバランサンは、青い顔をして気絶。賞品のまんじゅうは魔次郎べの物となり、魔次郎べはますます調子に乗ってしまう。
ビックリ村の未来は大きく傾いたのか。いや、正常に戻すことはできた。魔次郎べはまんじゅうを食いすぎたことで身動きが取れなくなり、得意のバランス魔力を発揮できなくなった。バランサンのまんじゅうがなければビックリ村の大地と未来は傾いたままだったろう。負けたとはいえ、バランサンビックリ村を救った立派な功労者として名を残した?

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする




スポンサーリンク