神帝ピーターのパワーアップした姿。次界第二エリア・智道(ウィズダムベルト)で魔統ゴモランジェロに苦戦する神帝ピーターが、古聖長ヘブダヤが積星(パイルせい:ヘッドロココの魂)から五分割したスピルーツの一つを手にすることでパワーアップした。ピーターが手にしたスピルーツは、オットセイのような形の「ウニフ」。
装備の剥がれた無防備聖体となったが、理力の実を付けた聖枝(聖技)幻実を手にし、格段の戦闘力向上を果たしている。外見的な変化も著しい。身長が伸び、筋肉が逞しく盛り上がり、髪はたなびく流髪に変化した。まずは男ジャックと一本釣がゴモランジェロに攻撃するが…
ゴモランジェロは二本の角に理力ダメージを吸収し、長い舌を伸ばして男ジャックと一本釣を叩き落とした。牛若が理力の絹を落としてゴモランジェロの全身を覆い尽くして視界を閉ざし、ピーターは聖枝幻実から理力のムチを伸ばして右手を封じ、フッドが理力の矢で貫いた。だがやはり角に理力ダメージを吸収され、五神帝はゴモランジェロの発した黒い光を浴び、智道に開いた五つの巨孔(ビッグクレーター)にそれぞれ突き落とされる。
ピーターが落ちたのは、第三巨孔「魔幻クレーター」。待ち受けた悪魔・愚(グ)ライダ鬼(キ)を倒そうとしても、巨孔内部では天使の理力が働かない。ウニフに乗って空中を飛んで逃げるが、愚グライダ鬼のヒットアンドアウェイ戦法に体力を削られていく。諦めかけた時、ヘブダヤの言葉を思い出した。どんな時にも相手を思いやる気持ちを忘れないこと。そうだ、こんな目にあっているのは自分だけじゃない。
仲間たちも傷つき苦しんでいるのだと気づいた時、ソルジャンキーの幻子ムッフウが現れた。ソルジャンキーのジェラ珍抗体(チンコウタイ:天地球の愛の力が詰まった物体)とスピルーツが接合することで、五神帝は真のパワーアップを遂げることができる。そのためには、五神帝同士の精神的な結びつきが必要だった。スピルーツウニフからロココの声が響く。今こそパワーアップの時。聖幻ピーターの衣服が弾け飛び、聖枝幻実がその体を覆いはじめる――
・装備
スピルーツ「ウニフ」
聖枝(聖技)幻実
・技
理力のムチ