エズフィトの内裏雛。魔妃クレオクスのパワーアップした姿。魔考器財でも変身できたが、内裏ネイロスの魔力を受けてパワーアップした。魔妃クレオクスの体内に宇宙が輝き内裏化する。内裏クレオクス妃の名は、弟の魔子クレオクフが呼んだ。ネイロスからともに栄光と繁栄の王国に復活させようと言われ、涙を流して喜ぶ。
パワーアップ前はエズフィトの女王として政治を主導していたが、パワーアップ後はネイロスを王として持ち上げ、サポート役に回る。暗黒太陽の輝きを放つ偉大なるネイロスの力に心酔し、執心し、妻として夫に献身的に尽くす。ネイロスはエズフィトに留まらず、やがては全世界を照らす太陽となることを期待して止まない。
パワーアップしたことで占いの力に磨きがかかった。次界の太陽となり、ネイロスとエズフィトの障害となる者がいると直感する。その名はピア・マルコ。名前を占うだけで激しく消耗し、マルコがいかに脅威であるかを実感した。まだ小さな光である今のうちに消し去るよう、魔子クレオクフに頼んだ。だが、クレオクス妃にとって頼もしい弟はここまでだった。
魔子クレオクフはマルコ暗殺に失敗。クレオクス妃はダークマターに苦戦するマルコを見て、次界の太陽とはこんなものかと笑う。マルコを買いかぶる魔子クレオクフのことも笑う。占い通り次界の太陽サン・マルコが誕生したことを確認すると、早く始末をつけるべきだったと魔子クレオクフを責めた。クレオクス妃の心は弟を離れていく。
代わりにますますネイロスに心惹かれていく。クレオクス妃は事あるごとにネイロスを褒め称え、寄り添い、抱き合う。ダークマター封印の影響でエズフィトが大干ばつに見舞われた時は、そんな状況だというのに、クッションの上でネイロスに酒を注いでいた。その退廃的ムードを咎めるように魔子クレオクフが怒鳴り込んできたが、とっくに事態も打開策も把握済みだった。
占いで、エズフィトが目指すべき場所が聖(セント)コアポイントであることを突き止めていた。巨(ジャイアント)テラトリスが完成次第、エズフィトを聖コアポイントに移動させる。聖コアポイントでネイロスとクレオクス妃がトーテムニマルにエネルギーを注ぎ込むことで、エズフィトだけの理想郷宇宙が出現するのだ。
エズフィトの再興がなると知り、嬉しさの余り抱きついてくる弟を避けるように、ネイロスに寄り添った。クレオクス妃はまだ弟の気持ちに気付いていない。魔子クレオクフの姉への愛情は、姉弟愛に収まるものではない。ネイロスが魔子クレオクフにマルコ抹殺を命じる。クレオクス妃は弟を気遣い、無理なのではと止めさせようとするが、ネイロスから魔子クレオクフが抱く感情を告げられて驚く。魔子クレオクフとマルコの友情、魔子クレオクフの姉と祖国への愛情。それを平気で利用するネイロスにも驚愕した。
ネイロスがマルコを倒し、唯一無二の太陽となったと思いこみ、狂ったように笑うのには呆然とするしかなかった。さすがのクレオクス妃も、ネイロスの恐ろしさについていけなくなりそうになる。そんな気持ちごとダークマターに記憶を消されてしまった。魔子クレオクフのことも思い出せない。だが、エズフィトが新河系(しんがけい)に統合されたことで記憶が甦った。エズフィトに緑と水が甦ったことをアレキサンマルコに感謝する。
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