ビックリマン☆モバイル 第27巻 内裏ネイロス

bikkurimanmobile27-17
エズフィトの新王として迎えられたドラキュロスが、魔妃クレオクス魔考器財でパワーアップした姿。魔考器財に吸い込まれて消えたと思われたドラキュロスが、黄金に輝く姿で立っていた。近づく魔子クレオクフをその輝きで弾き飛ばし、魔妃クレオクスの額に手をかざして内裏クレオクス妃にパワーアップさせる。ともにエズフィトを栄光と繁栄の王国に復活させようと約束した。
自分のことは「わたし」「わたくし」「麿(まろ)」と呼び、語尾に「~おじゃる」と付ける。「ネイロ~」という掛け声や奇声を発して集中力を高める。武器はドラキュロスから魔継した般若光陰剣(はんにゃこういんソード)。直接斬りつけたり、魔力を放ったりする。コウモリのような翼の爪の部分から魔力を放出したりもする。目から怪光線を発したり、魔力の突風を生じさせたりもできる。
その魔力は、エズフィトの暗黒太陽と呼ばれ、ダークマターの闇を退けるほど強大。色褪せたトーテムニマル魔力を注ぐことで、黄金のトーテムニマルを浮上させ、エズフィトの砂嵐を消し飛ばし、さらには砂漠を瞬く間に緑化した。民から絶大な支持を得、押しも押されもせぬエズフィトの王となる。クレオクス妃からの信頼も厚い。魔子クレオクフの嫉妬を買うほどだ。
ダークマターへの恐怖を消すために、ドラキュロス以前の記憶や感情をだいぶ失った。ネイロスとしてマルコと初対面した時は、この唯一絶対の王に友達などいないと、マルコのことなど全く知らない様子だった(まんじゅう好きのマルコは焼きついていたようだ)。マルコ次界の太陽となる資質を備えていると分かった時も、取るに足りない相手だと見下していた。
自らの才覚に絶対の自信を持ち、エズフィトの王だけに留まらぬ器だと思っている。いずれ次界ダークマターの世界も支配してみせようという野心を抱いていた。しかし、次界の太陽として目覚めたサン・マルコは自分と同格だと認めている。この世に太陽は二つは要らぬと邪魔者扱いするが、まともにぶつかり合っては、たとえ勝てるにせよ無傷では済まないだろう。
そこでネイロスマルコのパワーを落とす作戦に出る。和平会談だと偽りマルコ魔漆黒船に呼び寄せ、五人囃の「自慢囃子」を施した。「は偉い、お辞儀をしろ」としか話せなくなったマルコは、次界の信頼を失い急激に力を衰えさせる。パワーが落ちたとはいえ、マルコは太陽。太陽を消せるのは太陽だけだと自ら出陣した。
真相を知ったマルコの怒りがパワーを急激に高めるが、ネイロスの力はその数倍。剣からの光線でマルコを簡単に叩き落とし、最後くらいは願いを聞いてやると自慢囃子の呪いを解く。「許せん」というだけのマルコを笑い、とどめを刺そうとしたが、マルコの仲間たちが現れ声援によってマルコの力が高まる。マルコたちの絆は姑息な作戦で揺らぐほど弱くはなかったのだ。
マルコに袈裟斬りにされるが、逃げていた。このままでは済まさぬと言い残し魔漆黒船で去る。マルコとの決着は、聖(セント)コアポイントを巡る最終決戦に持ち越された。巨(ジャイアント)テラトリスを止められたことを怒り、マルコと対峙する。しばしの議論。マルコエズフィトにしたことも、自分次界にしたことも同じ。所詮同じ穴のムジナ同士。
マルコが友情にもろい点もよく覚えていた。マルコには旧友である自分を斬ることはできないと高を括っていた。追い詰められるが、とどめを刺されない。やはり甘い。マルコは自覚がない。新世界の太陽となる資格はない。平和とは強者が弱者から勝ち取るものだと、マルコに躊躇なくエネルギー波を放つ。
これでマルコを倒したと思い込み、唯一絶対の太陽となったと勝ち誇る。狂ったように笑う。クレオクス妃さえついてこれなくなりそうな狂気の暴走の始まり。後はダークマターを倒すだけだと思っていたが、マルコは生きていた。唯一絶対の太陽の王国を目指し、聖コアポイントに向けてのラストスパートをかける。結局アレキサンマルコ聖コアポイントを奪われてしまうが、エズフィト新河系(しんがけい)に統合された。光と闇の調和した新世界の一員となり、ネイロスの狂気は収まった。

・装備
般若光陰剣(はんにゃこういんソード)

・技
(魔性般若パワー)

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