ビックリマン☆モバイル 第27巻 魔妃クレオクス

bikkurimanmobile27-24
悪魔系国家・エズフィト王国の領主。正統なる王位継承者不在のまま、エズフィト支配眷族を代表し女王を務めてきた。双子の弟・魔子(まじ)クレオクフとともに力を合わせてきたが、エズフィト王国は衰退の一途をたどるばかり。かつての栄華を取り戻すべく、エズフィト新王に相応しい強力な悪魔の出現を待ちわびていた。
自分のことは「わらわ」と呼び、語尾に「~じゃ」「~ぞえ」と付け、皇家か公家女性のようなしゃべり方をする。才色兼備。水晶球による占いは的確で、滅び行くエズフィトをこれまで導いてきただけのことはある。占いの呪文は「パットラクレオ、パットラクレオ、パットラ」。ドラキュロスの存在を見出したのも、その占いの力だ。
ダークマターが覚醒させたドラキュロスは、かの魔偶王・魔肖ネロと魔偶妃・デカネロンをルーツとし、魔魂プタゴラトン魔洗礼も受けた由緒正しき悪魔。ドラキュロスこそ長年探し求めていた王の器であると感じ取り、エズフィトに迎え入れるべくクレオクフを遣わした。悪魔の神たるダークマターに楯突く行為だが、そんなことは気にせずにドラキュロス奪取を企んだのだ。
トーテムニマル内の雛壇最上部でドラキュロスを出迎える。ドラキュロスダークマターにひどく怯えるが、クレオクスは笑い、エズフィトに侵入すらできないダークマターなど恐れるに足りないと言い切った。それでもドラキュロスは弱気なので、気分転換にクレオクフに神殿を案内させる。ドラキュロスに少しでも自信と王の自覚を持ってほしかったのだ。
だが、ダークマターエズフィトに出現し、エズフィトは滅亡の危機に陥る。泣いて怯えるだけのドラキュロスクレオクスは最後の手段として、魔考器財によるドラキュロス及び自分自身のパワーアップを提案する。それでもなお怯えつづけるドラキュロスに、クレオクスは最後の二択を委ねた。エズフィトの未来も全て託して。
エズフィトの国王になるか、それとも一生ダークマターの家来として過ごすか。クレオクスの想いが通じ、決意のドラキュロス魔考器財に横たわる。クレオクスが「パットラクレオ」と唱えると、パワーアップの儀式が始まった。パワーアップには相当の衝撃がある。耐えられなければ死あるのみ。ドラキュロスが死ねばエズフィトも滅ぶ。
ドラキュロス魔考器財に吸い込まれ、消滅した。クレオクスは観念したように目を閉じたが、直後に何かを感じて目を見開いた。クレオクスの目の前には、黄金に光り輝く内裏ネイロスが立っていた。パワーアップの成功だ。平伏するクレオクスの額にネイロスの手がかざされる。その瞬間、クレオクスの体内に宇宙が広がり、クレオクスが変わった。内裏クレオクス妃の誕生だ。

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