ビックリマン☆モバイル 第27巻 サン・マルコ

bikkurimanmobile27-27
ピア・マルコが「光り輝く太陽の子」として新生パワーアップした姿。欲望を捨て去り(ナディアの光の試練)、真実の心と愛の力(メディアの影の試練)を持ったマルコが、許されるもの(光)と許されざるもの(影)二つの区別に目覚めた時、創陰陽パワーボールの真の力を覚醒させて新たな命を得た。源P7の七曜(月~日)の力も得て、次界の太陽としての力を解き放った姿だ。
創陰陽パワーボールを柄とする蛇爛動剣(ジャランドウケン)は、新世界を創造するほどのエネルギーとともに、圧倒的な破壊力を秘めている。基礎体力は測定不能で、内裏ネイロスも驚くほどに上がった。自力で空を飛ぶことが可能だが、セルフ・トリンクからホーサフィンを呼び出して空中戦を行うこともある。
ダークマター創陰陽パワーボールに封印し、次界を覆う闇を晴らした。その功績を称えられ、ヤマトウォーリアから次界功労賞を授与されるが、謙遜して受け取りを辞退する。まんじゅう好きは変わらないが、以前のようにがっつくことはない。自分のことは「オイラ」と呼ぶこともあるが、大体は「私」と丁寧口調でしゃべる。身も心もすっかり大人になったマルコ。
多少の警戒心は持っているものの、随分とお人好しなのが玉に瑕かもしれない。ネイロスを信頼し魔漆黒船を訪れた結果、自慢囃子で「は偉い、お辞儀をしろ」としか話せないようにされてしまう。皆からひんしゅくを買いプッチーにも見放され(ネイロスの罠を暴き出すためのフリだった)、独りたそがれるマルコは、雲間に隠れた太陽のようにパワーを急降下させた。
仲間たちとの絆は強いが、それは同時に、友情にもろいという弱点でもある。まんじゅうを分け合った友達である魔子クレオクフと決闘することはできなかった。ネイロスを追い詰めるものの、やはりサイキュロスドラキュロスとして仲良くした頃のことを振り切れず、とどめを刺すことはできなかった。だが、それが最もマルコらしい長所なのだ。
時の綱への試練では、聖宝石を煮えたぎる溶岩から拾い出そうとする命懸けの覚悟を見せ、時の綱への扉を捨ててまで老スーパーゼウスを救う優しさを見せた。時の綱の扉はもう一度探せばいいと、諦めることを知らない。老ゼウスはそんなマルコを真の勇者と認め、時の綱へと導いた。マルコ老ゼウスを将棋で打ち負かしてもいる。焦らず、目の前のことに全力することを覚えた。
ネイロスの言う「強者が勝ち取る平和」は絶対おかしい。マルコは誰もが平和で楽しく暮らせる世界を目指し、懸命に時の綱を引き、次界聖(セント)コアポイントに近づける。だが、復活したダークマターによって源層大魔テーションに引きずり込まれ、全ての記憶を黒く塗り潰されてしまった。地上に姿を現した時には、何もかも忘れていた。プッチーのことさえ思い出せない。
食い気(まんじゅう)もダメ、お色気(ビーナシス)もダメ、ショック療法(ベイ・ギャルズ)もダメ。天地球曼聖羅ナディア様の力でもムリだろうと、シャーマンカーンもさじを投げたその記憶喪失を回復させたのは、オズの特攻と、それを見て苦しむプッチーの想い、愛の力だった。タンタタネットにかかったプッチーの涙が淡い光を発し、マルコプッチーのこと、そして全てを思い出す。
己の存在しか考えない悪魔系の国々。そんなのは違う。だが、本当はみんな少しずつ大切なんだ。僕らが創る新世界はみんなが生き残れる世界。マルコは全ての世界の存続を望み、時の綱を引いた。その想いに聖宝石(セント・ジュエル)が呼応し、サン・マルコと一つになる。あらゆる世界を救う新河系(しんがけい)の英雄・アレキサンマルコの誕生だ。

・装備
セルフ・トリンク
蛇爛動剣(ジャランドウケン)

・技
創陰陽パワーボール

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