ビックリマン☆モバイル 第27巻 爆魔

bikkurimanmobile27-37
ブラストデビル。爆発大好き闇の放火魔。「~バーグ」が口癖。聖(セイント)ランドでナディアメディアマルコに課した第二の試練、影の試練。影の里(影と本体が逆転した世界)中央の、炎を吹き上げる井戸から出現した。毛むくじゃらの本体に実る「魔子核」(ましかく)という爆弾を投げつけ、閃光でマルコの影(本体)を伸ばして捕らえようとした。
マルコは、浮いていれば影は地面にできないと言って空中を飛びまわる。爆魔はマルコの頭の良さに感心しつつも、伸縮自在の腕を伸ばしてマルコを追いかけまわすが、ちょこまかとして全然捕まえられない。ヤケクソになって腕を振りまわしたせいで、がんじがらめになった。爆魔の名前が示す通り、本体は高熱を帯びている。腕が巻きついたために熱がこもり、半焦げになった。
爆魔が弱ったことで、影の里の逆転していた影と本体の関係が正常に戻る。マルコに「おっちゃん大丈夫か」と同情され、ふてくされて「殺すなら一思いにやってくれ、ブスッとな」と頼んだ。いざとなると「止めろ止めてくれ~」と悲鳴を上げる有様。爆魔は一人騒ぐだけで、マルコは爆魔の絡みついた腕を解いてやった。
爆魔は、マルコの親切に涙の洪水を流す。その涙は渦を巻いて黒い玉になった。それが影の試練終了の証「シャドーボール」かと思いきや、よく見ると偽物。爆魔は、ちょっと親切にされたくらいでシャドーボールを渡すかよ、と悪ぶりはじめる。今度はが試してやると言って、口の中からまんじゅう一カゴを出した。蒸かしたてで美味しいと誘う。
第一の試練、光の試練で欲望を捨てたはずのマルコだが、いったんは釣られかける。だが、マルコはみんなのために耐えた。爆魔はしつこく誘惑するが、マルコははねのける。爆魔は今度こそ本当に感動し、流した涙がさっきの黒い玉にかかることで、淡い光をたたえた真の「シャドーボール」(中にメディアの「創陰パワーボール」)に変化した。
怒りっぽいかと思えば、とても涙もろい。殺せと言ったかと思えば、すぐに止めてくれという。本物か偽物か。試し試され、その度に態度をコロコロ変える、感情の起伏が激しい変なヤツだった。だが、だからこそマルコの優しさと覚悟を試す試練の相手としてはもってこいだったのかもしれない。

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