ペリドミリィに住むフェスティバル悪魔。カーニボン・のりのんとは大の仲良し三人組だった。だがある時、のりのんがカーニボンと結婚する約束をしているといったため、ショックを受ける。フェスティバーもカーニボンのことが好きだった。その結果フェスティバーが取った行動は、意地悪。カーニボンを無理矢理踊らせ、のりのんのことを弱虫と言わせて追い出してしまった。
その後は辰統一世の部下に収まり、辰統一世の神殿に近づく者の力量を試していた。ペリンポスの山の中腹にある町から辰統一世の神殿への近道となる森の中で待ち構える。得意技は、相手を思うままに操る死のボンゴ(手打ち太鼓)。しかも、辰統一世の力で以前よりもずっとパワーアップしていた。
マルコたちの前にも出現し、死のボンゴでマルコたちを同士討ちさせようとした。のりのんがマルコたちを助けに駆けつけるが、フェスティバーはのりのんのことを弱虫と侮る。初めはニッ本ド根棒の音を物ともしなかったが、ニッ本ド根棒の片方が折れてもなお叩きつづけるのりのんの気迫に押され、ついに打ち負けた。マルコの張り手で吹っ飛ぶ。
洞窟の中で暮らしている。楽しそうに太鼓の皮を張り替えていたが、のりのんとカーニボンのことを思い出して悔しがる。そんな惨めなフェスティバーに、真因如と余尾銀が接近した。フェスティバーは「スキスキのもと」をもらう代わりに、辰統一世の情報を真因如と余尾銀に教える。そして、心を入れ替えた振りをしてマルコたちに近づいた。
辰統一世にエネルギーを奪われて石像になったのりのんを元に戻す方法があると偽り、マルコたちを湖に誘い出す。そこでボンゴを打ち鳴らし、湖を震動させてマルコたちを溺れさせようとした。その隙にカーニボンにスキスキのもとをかけて振り向かせようとするが、効果はなく、思いっきり引っぱたかれるという結果に終わった。
一時はマルコたちの前から逃げようとしたが、湖に沈んだカーニボンを放っておくことはできなかった。助けたカーニボンの話から、のりのんとの結婚の約束はウソだと判明する。怒ってのりのんの石像を殴ったフェスティバーは、拳が痛かった。それ以上に、のりのんの気持ちも痛いほど分かった。カーニボンを好きな者同士、お互い思い詰めていたのだ。
今度こそのりのんを元に戻すのに協力する。辰統一世の神殿にマルコたちを案内し、二人の赤ん坊を笑わせればいいと教える。辰統一世に怯えるが、のりのんより弱虫ではないところを見せるために奮起。ボンゴで辰統一世を踊らせる。のりのんのリズムに変えることで、辰統一世も赤ん坊も皆、心から楽しそうに笑った。
素直でないのはお互い様だが、フェスティバーと元に戻ったのりのんは仲直りし、カーニボンの踊りと一緒になって、辰統一世の神殿に楽しい太鼓の音を響かせた。
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