ビックリマン☆モバイル 第21巻 TO巫観音

bikkurimanmobile21-24
トウフカンノン聖域(観音)天使の一人。女性的な観音天使で、男性観音天使のNU観音に好意を抱いている。しかし、それが原因で聖域天使の協調が乱れてしまう。NU観音に思いを寄せるもう一人の女性観音天使、MEN観音のためを思い身を引いて姿を隠したのだが、その優しさが災いした。NU観音自分のことを捜し出そうとしてくれたのだが、その最中、NU観音の乗る聖船(セントシップ)鋭魔(シャープマ)に襲われて魔侵口に沈没してしまったのだ。
お守り・鈍(ど)っくんを伴ってNU観音を捜しに出、元凶の鋭魔と遭遇する。その戦いの中、MEN観音が老化してしまう。慰めようとすれば振り払われ、後を追いかけようとすればヤマト神帝鈍っくんに止められる。今は何をいっても無駄、親切にすればするほど嫌われるだけだと。愛するNU観音を失い、今また親友のMEN観音からも疎まれてしまった。
疲れたりダメージを受けたりすると、豆腐のように柔らかい顔が崩れてくる。そういう時は頭の聖(セント)ショーガをふって回復するのだが、心の傷を癒すことまではできない。ヤマト神帝NU観音の捜索を中断するよう勧められるが、それではMEN観音にもNU観音にも申し訳が立たず、是が非でも、せめてNU観音を助け出すことだけは果たそうと誓う。
捜索続行中、かすかな物音をきちんと聞き分ける天使耳で鋭魔の接近を察知。鋭魔が剣のように鋭いくちばしを伸ばしてアローエンジェルを攻撃してきた時、手に持っていた冷奴(ひややっこ)で受け止めた。柔よく剛を制すの言葉通り、鋭魔は冷奴からくちばしを抜こうとするが抜けない。だが、冷奴は理力の源であり、早く抜かないと身体がぐちゃぐちゃに崩れてしまう。
その状態で鋭魔に悪事を止めるよう説得する。聖空域を切って次界口への道を妨げるのは止めるように。当然鋭魔は反発するが、約束してくれるまで離そうとしない。どんどん理力生命力を消費していく。どちらが苦しみに耐えられるかの生死を賭けた競争になった。根負けしたのは鋭魔のほうだった。約束を取り付けるとともに、NU観音聖船まで引き上げさせることに成功した。また、鋭魔を放す前にそれを実行するよう譲らなかった。鋭魔は、優しい顔してしっかりしてやがると悪態をついて逃げていった。
引き上げられた聖船内部を探索。天使耳でNU観音の鼓動(心の響き)を感知。固い岩の中で仮死状態にあったNU観音理力を与え復活させた。すぐにMEN観音のことが気になり、NU観音MEN観音のもとに駆けつけるように促す。そして、NU観音に抱きつくMEN観音を見て、再び姿を消した。鈍っくんには、MEN観音に遠慮せずNU観音に気持ちを告白するよう言われるが…
自分たちだけで鋭魔を見つけて懲らしめて、今度は魔侵口を直させようとする。だが、魔縮小の魔露光を浴びて縮小化、魔縮小の体内に取り込まれてしまう。危うく消化液に溶かされるところだったが、神帝男ジャック遊晶剣ヤマト神帝達急動に助けられた。しかし脱出方法が見つからない。諦めかけた時、ヤマト神帝に叱られる。すぐにダメと決めてしまうのが悪い癖。NU観音のことも好きなら好きとはっきり言えばいい。MEN観音ために身を引いたというのは言い訳。意気地がないだけだと。
ヤマト神帝の言葉を聞いて、生きてNU観音に気持ちを伝えたいという意欲が湧いてきた。力いっぱい勢いよく魔縮小の神経を引っ張り、脱出の機会を作った。脱出後、NU観音に気持ちを伝える間もなく、魔古鬼トリオが襲来。魔侵口大量生産がんじがらめがヘッドロココたちを窮地に陥れる。救うことができるのは、自分たち聖域天使の力。スーパーゼウスからの通信で、聖域天使三人が心を一つにして観音ポーズを取ることになった。
「観音聖三角帯」(かんのんセントトライアングル)を形成し、魔侵口を聖空域に復元するとともに魔古鬼トリオを消滅させることに成功。そして、改めてNU観音に愛を告白する。NU観音は微笑むことでそれに応えた。また、心を偽ることなくさらけ出したことで、MEN観音とも仲直りできた。こうして、聖域天使は仲良く三人で暮らしていくことになった。

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