ビックリマン☆モバイル 第23巻 ビャクドン

bikkurimanmobile23-28
白檀(ビャクダン)という香木のような悪魔。アメジアンス在住。顔の前で腕を振り上げると、ハニワのように無表情だった顔が大魔神のように凶悪な形相に様変わりする。弓矢の名手であり、狙った獲物は外さない。今回狙うのは、光る山にいるという、ウワサの「眠れる美女」。どうしても眠れる美女と結婚したいとやって来た。
ラベライムという天使に恋い慕われているのだが、ドブスと罵り鬱陶しがるだけ。眠れる美女はフレグレイスという次代であることをラベライムが突き止めてくれたというのに、有り難くも何とも思わない。おまけに、光る山の前にはバイオ戦車の要塞があって危険だと止めるラベライムの顔を蹴飛ばす始末。
眠れる美女ことフレグレイスアメジュエルの在り処を知っているため、マルコたちも狙っている。俄かに眠れる美女争奪レースが始まり、ビャクドンはオマル型メカに飛び乗って参加する。ラベライムにしがみつかれながら。コッキーの足止めを喰らい最後尾からのスタートとなったが、近道のトンネル内ではコッキーを爆弾で自爆させ、一躍トップに躍り出る。
そろそろ危険地帯のバイオ戦車の要塞。ラベライムがスピードを落とさせようとするが、一気にクリアしてやると突っ込んでいった。だが、バイオ戦車の砲撃を受けて墜落。頭から地面にめり込み気絶した。気付いた時は、ラベライムがすぐそばで泣いていた。ラベライムに持ち上げられ、近くの洞窟に避難する。少しずつ、ラベライムを見る目が変わってきた。
落ちた衝撃で、左足を骨折しているかもしれなかった。ラベライムが操縦を代わると言い出す。わざとフレグレイスに会わせないつもりだろうと勘繰るが、ラベライムは泣いて、いつもビャクドンの幸せを考えていると答えた。その後、ラベライムに気圧されるようにオマル型メカの後ろに乗ってレースに復帰。ラベライムのおかげで一着を取ることができた。
ラベライムに支えられて階段を昇り、光の下へたどり着く。その間ビャクドンはずっとラベライムを見つめていた。ビャクドンが光る球体に触れると、眠れる美女ことフレグレイスが目覚める。フレグレイスは一つだけビャクドンの願いを叶えると言った。ビャクドンは答えた。ぜひ結婚したい娘がいると。
そう言って握ったのは、フレグレイスの手ではなく、ラベライムの手だった。ビャクドンラベライムと結婚したい、愛していると抱きしめる。ラベライムの真心が通じ、真実の愛が芽生えたのだ。二人はフレグレイスの鳴らす聖なる鐘の下に祝福を受ける。永遠の愛の証、アメジュエルビャクドンラベライムの愛が、アメジュエルの輝きを呼び覚ました。

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