ヘルメットとマスク、ターバンを取った素顔の魔皇サラジン。天魔界のデビルタワーの一室で、リトルミノスの指先からの光線を受けてこの姿になった。周りには、自分と同タイプのクローンバイオミュータントが無数に、無残に打ち捨てられている。完成体バイオミュータントであるリトルミノスを誕生させるために、礎にされたプロトタイプの数々。デビルゼウスに見限られ、リトルミノスの仲間になることも断り、衝撃の真実を知った彼は自我崩壊しかけるが…
違う、自分は操り人形などではない。誰よりも優秀なバイオ戦士だ。それを証明するために、完成体バイオミュータントであるリトルミノスに戦いを挑み…そして散った。爆発と炎は、他の「サラジン」たちも呑み込む。バイオ悪魔の進化体であるバイオミュータント。そのプロトタイプの命運が尽きた時、完成体バイオミュータントの運命も決したのかもしれない。リトルミノスはデビルゼウスの操り人形となることはなかったが、アノドの手にかかり…
・技
魔皇紫電剣