青いエイリアンのような体のカメラ型悪魔。オネエ言葉(女性口調)。能力は記憶の盗撮。顔面のレンズに捉えた被写体の「思い出」をフィルムに焼き付け、封印することができる。撮った写真は口からプリントアウトすることが可能。普通の写真(ただ風景を写すだけ)を撮ることもできる。いい被写体を見つけるとカメラマンとしての血が騒ぐ。
石妃ディナス(青:悪の人格)の命令で、ティキの天地球に来てからの思い出を奪った。そうすることでティキは天地球に来る前の、天使・悪魔を憎む海の帝国アクアンヌーンの王子に戻った。ティキはフェニックスたちが友達であったことも忘れ、ただ石板を回収するためだけにフェニックスに刃を向ける。
フォーカス眼鬼は、フェニックスとティキが戦う様子を嬉々として激写。その際、近くにいたアムルに一目惚れ。ぜひモデルになってほしいとアムルに接近撮影するが、アスカに泥を投げつけられレンズを汚される。転んだ拍子に、ティキの思い出を封じ込めたフィルムを落とした。フォーカス眼鬼は聞かれてもいないのに、ティキの思い出を奪ったことをベラベラと自慢する。
それは、フォーカス眼鬼が自分の思い出封印技術に対して絶対の自信を抱いているからだった。理由が分かったところで、盗んだ思い出は二度と元に戻ることはない。フォーカス眼鬼は縛られながら、笑って逃走。個人的な勝利を確信していた。だが、フェニックスの身を挺した友情に、ティキの記憶は奇跡的に甦る。
フォーカス眼鬼の二度目の登場は帝都テラサピエンス。ディナスのピラミッドでコケにされたことを根に持ち、フェニックスたちへの復讐を誓っていた。アノド復活のための儀式ドームに近づくフェニックスたちをいち早く発見。まばゆいハロゲンフラッシュで怯ませ、ハロゲンビームで狙い打つ。フェニックス、ティキ、ネモの三人がかりでも切り込めず、かなりの強さを見せた。
しかし、意外なことにリトルミノスがフェニックスたちの手助けをする。リトルミノスはフェニックスたちをデビルゼウスにぶつけ、アノドの力を横取りしようと企んでいた。フォーカス眼鬼はリトルミノスが指先から放った光線にフラッシュを破壊され、ハロゲンビームだけで戦うが、ティキの海龍雷撃を受けて爆死した。
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