ビックリマン☆モバイル　第２３巻　龍の船

海の帝国アクアンヌーンの龍型戦艦。時空転移を繰り返し、はるばる遠い宇宙からやって来た宇宙戦艦だ。目立つのを避けるためか、天地球に来たのは一隻のみ。その代わり、提督(アクアンヌーン艦隊の総司令官)のアスタラネモ自らが船長として搭乗し、石板回収を終えたティキを出迎える。浜辺の海中に潜み、ティキの高めた超聖理力に反応して水柱を上げて出現した。
龍の胸部から光の道が降りてきて、搭乗口となった。ティキはさっさと乗艦して石板とともにアクアンヌーンに帰還しようとするが、運悪くリトルミノスの乗るヘリレオンと接近遭遇。ヘリレオンの操縦士は悪魔軍のデータにない未知の戦艦に驚きながら、とにかく攻撃を仕掛けてきた。しかしヘリレオンの砲撃に龍の船はビクともしない。龍の鱗のような堅い外装甲が自慢だ。
龍の口からは、炎の代わりにレーザー光線を発射する。ヘリレオンを一撃で破壊する威力だ。アスカはこの船さえあれば天地球から悪魔を追っ払えると期待したが、アスタラネモはアクアンヌーンと天使悪魔の戦いは関係ないと取り合わなかった。だが、否応なく戦いに巻き込まれることになる。
リトルミノスの侵入襲撃を受けたのだ。外装の強い龍の船も、内側からの攻撃にはひとたまりもなかった。機関室を破壊され、大規模な爆発火災を起こして地上に墜落する。付近の森に不時着し、幸いにも修理可能なダメージだったが、時間はかかりそうだ。その間、ティキは再びフェニックスたちの仲間として石板奪還に向かう。ネモも加わった。
フェニックスたちのテラサピエンス入りには龍の船のクルー二名が同行した。その二名は静女天のレジスタンスのアジトに残り、龍の船や他のクルーたちとともに神樹界の聖樹王国(せいじゅキングダム)に入る。龍の船は聖樹王国で修理され、オーロラ王神や制空キングを乗せてテラサピエンスに向かった。
アノド復活のための儀式ドーム上空に飛来し、ピンチのフェニックスたちを回収、魔スターPの爆裂滅殺砲を喰らう直前に神樹界にワープした。次の戦いに備え、龍の船は聖樹王国内のドックで整備される。王子のティキ自らが巨大なスパナを持って龍の船を整備する姿が見られた。