ビックリマン☆モバイル 第24巻 餓乱苦2

bikkurimanmobile24-20
ガラクーツー魔宮伝説鬼の一人。おとぎ話「シンデレラ」に登場するガラスの靴と、魔女のお婆さんが合わさったような悪魔。「~だわさ」が口癖。「シンデレラ」の魔女はシンデレラに幸せを与えたが、餓乱苦2は自分の欲を満たすことしか考えない悪い魔女だ。いかにして天使から聖エネルギーを騙し取るか、卑怯で姑息な作戦が頭を渦巻いている。
絡まったツタのような四本の足「編み上げ魔足」が武器。編み上げ魔足に天使やお守りを絡め取り、理力を奪ったり悪魔化したりすることができる。両目の美しいガラスの靴で天使やお守りの目を引きつけて、その隙に編み上げ魔足で拘束する。ガラスの靴は何足でも出てくるが、とても壊れやすい。ガラスの靴は視力矯正用のメガネにもなっており、そのために目を狙われると弱い。
魔幻迷宮では、ワンダーマリアの「女にしか考え付かない作戦」に協力する。作戦第一段階は、編み上げ魔足でカボシャを腐らせ、魔ボシャに変えること。魔ボシャが猛スピードで運んできたヤマト爆神神帝ピーターは目を回してフラフラだ。餓乱苦2はチャンスだと思い、「魔べら」を振り上げて背後から襲いかかろうとしたが、ワンダーマリアに止められる。
神帝はこの程度で倒せる相手ではないと、マリアの作戦通り、じっくり抑え込んでから料理することになった。作戦第二段階は、すでに手駒にしていた神伝レーラヤマト爆神を虜にさせること。神帝ピーター魔ボシャが連れ去り、ガラスの城(レーラ神殿)では神伝レーラヤマト爆神二人だけの舞踏会。十二時の鐘とともに、すっかりのぼせ上がったヤマト爆神の前に姿を現した。
ヤマト爆神が左足に履いたガラスの靴が、神伝レーラの夫となる証というのは真っ赤なウソ。十二時が過ぎるとガラスの靴は編み上げ魔足に変化し、「編み上げ魔足聖体縛り」でヤマト爆神を拘束。聖体エネルギーを「全て」奪い取ろうとした。神伝レーラには、壊れやすい目(ガラスの靴)を保つために天使の聖エネルギーを「少し」分けてもらうだけだと言っていたのに。
餓乱苦2神伝レーラの純粋さを罪と嘲笑い、神伝レーラヤマト爆神同様に編み上げ魔足で拘束した。神伝レーラの右足にも編み上げ魔足のガラスの靴を履かせていたが、神伝レーラの聖エネルギーはこれっぽっちも奪い取らない。神伝レーラにはこれからも天使たちを誘い込む役目をしてもらおうと企んでいた。
しばらくしてヤマト爆神は動かなくなったが、真相を探り出すためにあえてじっとしていただけだった。ヤマト爆神の身に着ける「ネブラ聖衣」で、編み上げ魔足が防御されていたのだ。隙を突いて神伝レーラを人質に取るものの、カボシャ(神帝ピーターのおかげで魔ボシャから元に戻れた)の体当たりで吹っ飛ばされる。さらに星氷剣サバイブラスト剣理力攻撃を受け、倒れた。
カボシャに弱点が目であることをばらされ、とどめを刺されそうになる。だが、何と神伝レーラが身を挺してかばってきた。神伝レーラはあれだけ騙されたというのに、餓乱苦2のことをいたわり、聖エネルギーを分けるとまで言ってきた。だからもう、他の天使は襲わないようにと諭される。餓乱苦2は悪態をついて逃げ去るが、優しさに心打たれたのか、最後に神伝レーラの魔足を解いた。

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