新界王(カーネルダース)のライバル。聖神ナディアの下にカーネルダース十二神ありせば、異聖メディアの下にカーネルダークありき。猫ライ一世・ミ蛙帝・狸アヌス・光亀帝・麒麟ザー公・マングス珍・驢馬ンリ一世・狼ュール一世・蟹大帝・蝙蝠ヒ伯・蚤ノフ王・獅子チヌス一世の十二人は、カーネルダースの天敵として源層界に古来より存在していた。
固い結束力を持ち、十二神一体で行動することが多い。だが、カーネルダーク版「爆神力」(新界王全員で発動する光の防護壁)といえる「異聖爆力」(いせいばくりょく)は、全員揃わなくても発動可能。全員揃った時の「ダークパワー」は、聖宝石の力さえ封じ込める。総合的な力では、新界王を上回っているかもしれない。ブラックゼウスが味方に付けたいと思うのも当然だ。
異聖メディア、新界王追放。カーネルダークは超聖神の一方的な処置に納得できず、メディアの下に馳せ参じ、ともに聖神ナディアを討とうとした。メディアとカーネルダークが組めば、ナディアはおろか超聖神さえ滅ぼしかねない脅威の力となる。超聖神はそれを認めた上で、メディアへの撤退を勧告した。源層界を滅ぼすほどの戦いに、表層界の天使や悪魔を巻き込まないために。
メディアは超聖神の勧告を受け入れ、撤退。そうとは知らぬカーネルダークは、ナディアの前に現れた鬼DOに呑み込まれ、暗黒の異次元に落ち、超聖神の手によって二度と出られぬ岩壁に封印された。カーネルダークは棘の付いた水晶球体の中で、長い長い間助けが来るのを待った。その呼びかけに応えたのは、メディアではなくブラックゼウスだった。
水晶球から解放されたカーネルダークは、ブラックゼウスをも怯ませる威圧感を放つ。早速メディアの下に駆けつけようとしたが、ブラックゼウスからメディアはカーネルダークを見捨てたと告げられる。その後、ブラックゼウスの二度の工作と説得により、カーネルダークはメディアからブラックゼウスに鞍替えすることを決めた。
暗黒の異次元からの脱出後は、伝説の恐ろしさをマルコたちに見せつける。しかし、マルコのパワーアップはそれ以上に末恐ろしかった。アメジアンスではN(のりのん)&EinPM(エリースター・イン・ピア・マルコ)に大敗し、アクアマービィでは次王帝への完全パワーアップを果たしたマルコに二度もエリア外まで吹っ飛ばされている。
ブラックゼウスはメディアに敗れ、カーネルダークは身の振り方を考え直さなければならなくなった。そして選んだのが、ナディアをメディアに突き出し、再びメディアの部下に収まること。蚤ノフ王の「オリンはナディアの娘」という一言が一時悲劇を生んだものの、カーネルダークが最終的に取ったこの行動は、過去の真実を明らかにし、ナディアとメディアが和解するきっかけとなった。
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