神帝の一人。一本釣帝が天聖門のレリーフを通じて次界アーチ天使のオアシス天如と合身し、パワーアップした姿。武器は聖雫剣。水滴を散弾銃のように飛ばして敵を攻撃する。聖フックと好機聖撃力も健在。聖フックの釣り糸を敵に絡めつける「聖糸乱舞」(せいしらんぶ)。その糸を通じて悪魔の魔力を避雷針のように吸収する「電吸波(でんきゅうは)パワー」という技もある。「高飛速」能力を得たことで、海だけではなく空の戦いも可能になった。
盾のアーチ導片(ガイドパーツ)にはオアシス天如の顔が刻まれている。盾は普段メダルサイズに小さくして、ペンダントとして装備していた。だが、次界第一エリア・次動ネブラで導片からオアシス幻神が出幻したことで、盾が爆発して消滅する。以後の盾の使用はなくなった。ヤマトとエンジェル、フッドとレスQほどクローズアップされてはいないが、一本釣とオアシスの関係も見逃せない。
一本釣神帝絡みのエピソードでは、第52話「天使になりたい!」は外せない。螺エリアを抜けた後、次界道の砂漠のエリアで左ひざに重傷を負った一本釣神帝。魔落鬼の薬草で傷は完治したが、どうしても魔落鬼のことを信用できなかった。しかし、天使のために心から流した魔落鬼の涙を見て、真の友情には天使も悪魔もないことを知ったのだった。
六魔穴の罠では、牛若神帝とともに聖霊源に飛ばされる。超法師に牛若神帝の家来扱いされてしまうが、それなりに聖霊源を楽しんだ。だが、釣堀も金魚すくいもないのはちょっと寂しかった。そこをもの魔ねに海釣りできるとそそのかされ、墓魔に聖フックを引っ張られて海底に引きずり込まれそうになった。だが、悪魔の罠だと知っても、死んでも竿を離さないのが釣り師。重魔空間に落とされたものの、牛若と協力し聖水剣と聖雫剣のダブル攻撃で墓魔を撃退した。
次動ネブラの魔幻迷宮をアローエンジェルとともに進んだ。アローエンジェルのわがままっぷりに手を焼くが、しっかり面倒を見る。魔覇ドラゴットの飛翔の衝撃波からアローエンジェルを守りもした。アローエンジェルに何かあったらヤマト爆神に申し訳が立たないと、盾となる覚悟だったのだ。さすが、アローエンジェルいわく「ヤマト神帝さんより逞しい」神帝だ。
次界第二エリア・智道(ウィズダムベルト)にはピーター・男ジャック・牛若・フッド・一本釣の五神帝が向かう。だがそこで、男ジャックと一本釣によるリーダー争いが勃発。付き合いが古ければいいというものではないと、一本釣は男ジャックにケンカを売る。一本釣は自分の剣にみんなの理力を集めて戦おうとしたが、チームワークの乱れたまま、エリアを統率する悪魔ヘッド・魔統ゴモランジェロに手も足も出ずに全員倒されてしまった。
しかし、とどめを刺される寸前、天地球からやって来た古聖長ヘブダヤによってパワーアップを促される。ヤマト爆神の積星(パイルせい:ヘッドロココの魂)から分離したスピルーツ(ゼリー状の透明な生命体)によって、五神帝はパワーアップを遂げた。一本釣神帝はトビウオのようなスピルーツ「ギョンボウ2」を手に、聖界一本釣にパワーアップ。
・装備
聖雫剣
聖フック
導片(ガイドパーツ)