初代天魔界ヘッド・始祖ジュラの全盛期の姿。羽毛が翼全体を覆っている(第一次聖魔大戦でスーパーゼウスに敗北し、長き眠りから復活したあとは骨だけの翼になった)。その体内にはスーパーゼウスの双子の兄弟・ブラックゼウスが取り込まれており、魔力も充実している。
オパジュエルの影響で弱体化した青年時代のスーパーゼウスとの交戦中、空から降ってきたマルコたちに邪魔された。マルコたちごとスーパーゼウスを魔力球で吹っ飛ばそうとしたが、マルコに和成光拳の推進力で逃げられる。後を追ってスーパーゼウスの城へ。マルコが食っていたまんじゅうの皿を奪い取り、まんじゅうをドカドカと口に流し込んだ。
マルコに口を引っ張られながら、棚に隠れたスーパーゼウスをエネルギー波で攻撃。さらに逃走したスーパーゼウスを追撃すると、ベイ・ギャルズと遭遇する。オズとクィーンサヌアへの嫉妬の炎に燃えるセレンスのリンリンごう鐸と往復ビンタを受け、危うく倒されかけた。
始祖ジュラはスーパーゼウスに倒されるはずなのに、セレンスに倒されては歴史がおかしなことになってしまう。オズとセレンスが言い合いになった。その隙に始祖ジュラはオズとセレンスをエネルギー波で攻撃するが(オズはセレンスをその攻撃から身を挺して守った)、まんじゅうを奪われた恨みでいっぱいのマルコが放った和成光拳張り手でさらに体力を削られた。
その直後、スーパーゼウスと交戦。始祖ジュラはスーパーゼウスがいきなり強くなったように感じる。オパジュエルが離れたことで、スーパーゼウスは元来の勇敢さを取り戻していたのだ。始祖ジュラは歴史通りスーパーゼウスに敗北することで、これまた歴史通り、表層界は無事(?)天聖界と天魔界の二つに完全分裂した。
六人の創聖使がブラックゼウスを若返らせて復活させる際、創聖使の一人・エウリピデボンの手によって始祖ジュラの頭部・ジュラヘッドがブラックゼウスの胸に移植された。源層紀、始祖ジュラはシャーマンカーンと無二の親友だった。だが始祖ジュラが聖魔分裂の引き金となり、シャーマンカーンとの友情も終わった。アレキサンマルコが新河系を創造する時、シャーマンカーンはブラックゼウスの胸のジュラヘッドに一瞬目をやった。その場にもし始祖ジュラがいたとしたら…。シャーマンカーンの胸中や如何ばかりだっただろうか?
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