デビル軍と戦うレジスタンスの女天使。クリスタル悪魔(クリスタル天子の悪魔化)の密告でレジスタンス本部が悪魔たちに襲われた時、辛くも逃げ出す。新しいアジトを作り、レジスタンス活動を続けていた。ゲリラ戦で多くの仲間を失ったが、石板奪還のためにテラサピエンスに戻ってきたフェニックスと再会し、希望を得る。
サイバーパピヨン拳法の使い手。蝶のように舞い、熊のように殴る蹴る。必殺ナックルキックでミイラ魔僧を突き飛ばし、徒手空拳で悪魔兵士をバッタバッタとなぎ倒す。その姿にアスカは一目で憧れ、ティキは呆れるように感心した。普段はしまっているが、背中に蝶のような羽を広げて大空を舞うこともできる。
フェニックスたちをアジトに通し情報交換。フェニックスには超法師やオーロラ王神が行方不明であることを伝え、フェニックスからはクリスタル天子の残酷な死を伝えられる。場の雰囲気が暗くなったが、突然「ファイトファイト静、イエイ!」を叫んで明るく盛り上げる。ネモには女とはいえ天使も捨てたものではないと思わせ、ティキにはアクアンヌーンでは嫁の貰い手はないと思わせた。元気だけが取り得のお転婆娘、明るいムードメーカー。
根は優しい娘であり、悲壮な戦いを生き抜くために無理に強がっている面がある。フェニックスたちをアノド復活の儀式ドームに送り出すためにおとりを買って出るが、別れ際は思わず泣きそうになる。だが、迷うフェニックスたちを進ませるために、涙をこらえて戦士の顔をする。アスカにはサイバーパピヨン拳法を教えると約束し、フェニックスには超聖理力の導きを信じて別れを告げた。ナックルキックでミイラ魔僧の顎を叩き割るが、ヘリレオンの銃撃で左肩を負傷し…
フェニックスたちとは神樹界の聖樹王国(せいじゅキングダム)で無事再会することができた。約束通りアスカにサイバーパピヨン拳法を教える。アムルと武器を失い傷心のフェニックスには、釣り竿に釣り下げた大きな毛虫を見せて驚かせようとしたのだが、効果はなかった。今度は一緒にサイバーパピヨン拳法の練習はどうかと誘うが、フェニックスは放心状態で迷惑そうに毛虫を抱いて飛び去っていった(実はこの毛虫はアンドロココの化身で、フェニックスを立ち直らせるきっかけとなる)。
新しい武器を得て、戦う意欲を取り戻したフェニックスに神樹界の異変を伝える。アノドが一部でも復活した影響で、神樹界の結界を通り越して木々が枯れはじめていた。ちょうどそこへ現れたテラサピエンスの生き残りのお守りを抱き起こす。お守りは悪魔たちが神樹界への総攻撃を企てていることを告げると事切れた。
お守りの墓の前で、フェニックスたちは全力で悪魔軍を迎撃する決意をする。静女天も無論、自分の死は恐れない。だが、聖樹王国には大勢のケガ人や子どもたちがいることをフェニックスたちに気付かせ、守ることを第一に考えさせた。フェニックスたちは聖ボット・ヘラクライストを求めて神樹界を旅立ち、その間静女天は聖樹王国の守りを固める。だが、侵入したアムルに挑むも、敵わなかった。ネモに肩を支えられ、変わり果てたアムルに何ともいえない表情を見せた。
神樹界はギガダロスの襲撃を受ける。静女天たちは超聖理力を集中し結界の強化を図るが、すぐに破られてしまう。間一髪のところでヘラクライストに救われた。静女天の最後の登場は、天魔界で復活したスーパーゼウスを目撃したところ。スーパーデビルが六人目の戦士と知って驚いた。
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