神帝の一人。天子男ジャックが天聖門のレリーフを通じて次界アーチ天使のクリスタル天子と合身し、パワーアップした姿。武器は遊晶剣。剣から紫水晶を発生増殖し、敵を結晶化したり貫いたりする。若神子時代の聖コインつぶても健在だ。「高飛速」能力を得て、空中戦でも得意の素早さを発揮できるようになった。アローエンジェルいわく、「ヤマト神帝さんよりすばしっこい」。
盾のアーチ導片(ガイドパーツ)にはクリスタル天子の顔が刻まれている。盾は普段メダルサイズに小さくして、左手の手甲として装備していた。だが、次界道の魔湿地帯で導片からクリスタル幻神が出幻したことで、盾からクリスタル天子の顔が消える。以後の盾の使用はなくなった。
若神子時代を含めるとヤマト神帝との付き合いが最も長く、衝突することもしばしばだが、いちばんの理解者だ。ヤマトとエンジェルの仲にも何かと気をかけた。それはヤマト神帝がヤマト爆神になっても変わらない。ヤマト爆神が次動ネブラに残ることになった時、飛び立とうとするストライク天使を引き止めさせ、二人の仲を決定的なものにした。
神帝男ジャック自身の性格は、聖岩固譲りの意地っ張りだ。こうと決めたら頑として引かない。六魔穴の罠で聖遊源に戻った時は、久々の再会で本当は嬉しいのに、聖岩固とお互いの意地の張り合いでケンカになってしまった。ヤマト神帝だけでなく、他の神帝とも口論になったことがある。無縁ゾーンで牛若神帝が冷静すぎることを指摘した時もそうだったが、後述する一本釣神帝とのリーダー争いの時の剣幕は凄かった(その片鱗はすでに六魔穴でも)。
次界第一エリア・次動ネブラの魔幻迷宮では、神光子とともに進んだ。ここでもケンカが絶えない。空腹のあまり神光子の頭をおにぎりと見間違えて噛み付いたせいもあるのだが(神光子の頭は固く、男ジャックの歯はボロボロに)、満怒ヒヒとチョッキングらによるサルカニ合戦の世界に巻き込まれずに済んだため(神光子は巻き込まれた)、神光子は男ジャックが一人で先に進んでしまったと思ったのだ。だが、チョッキングのおかげで仲直りし、協力して満怒ヒヒを倒して先を進むことができた。
次界第二エリア・智道(ウィズダムベルト)にはピーター・男ジャック・牛若・フッド・一本釣の五神帝が向かう。だがそこで、前述の男ジャックと一本釣によるリーダー争いが勃発。男ジャックは自分の剣にみんなの理力を集めて戦おうとしたが、チームワークの乱れたまま、エリアを統率する悪魔ヘッド・魔統ゴモランジェロに手も足も出ずに全員倒されてしまった。
しかし、とどめを刺される寸前、天地球からやって来た古聖長ヘブダヤによってパワーアップを促される。ヤマト爆神の積星(パイルせい:ヘッドロココの魂)から分離したスピルーツ(ゼリー状の透明な生命体)によって、五神帝はパワーアップを遂げた。神帝男ジャックはカモメのようなスピルーツ「ギャル」を手に、聖遊男ジャックにパワーアップ。
・装備
遊晶剣
導片(ガイドパーツ)